元白鵬、最後の取組は長男の眞羽人に押し出される 2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が28日、東京・両国国技館で『白鵬引退宮城野襲名披露大相撲』を行った。
【写真】太陽に向かってポーズを決める白鵬 「最後の取組」では、3人が元白鵬の対戦相手に。1人目は、父が元白鵬の父の弟子でモンゴル相撲の横綱、曽祖父もモンゴル相撲の横綱で元白鵬の父の師匠にあたり、高校から留学して現在は同志社大学の相撲部で活躍するウスフバヤル・デミデジャムツ。2人目は、元白鵬の甥で中学から留学して現在は同志社大学の相撲部で活躍するバトジャルガル・ムンフイデレ。3人目は元白鵬の長男で中学2年の眞羽人だった(バスケットボール部に在籍)。
胸を貸して、けいこをつける形でデミデジャムツ、ムンフイデレは進行。一方の眞羽人は、立ち会いから力いっぱい元白鵬に当たり続け、最後は押し出し。元白鵬は最後の一番を終えた。
また、眞羽人がバスケ部に所属している旨がアナウンスされると、会場には笑いが起きていた。
“最強横綱”として、史上最多となる45度の優勝や幕内通算1093勝という記録を樹立。21年9月に現役を引退して、年寄間垣を襲名した。昨年7月末からは宮城野部屋を継承している。