元白鵬、引退相撲で万感の思い「夢と希望と勇気を少しでも与えられていたら」 最後は土俵に額つける
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2023年01月28日 15:31 ORICON NEWS

元白鵬、引退相撲で万感の思い「夢と希望と勇気を少しでも与えられていたら」 2021年秋場所後に引退した元横綱白鵬の宮城野親方(37)が28日、東京・両国国技館で『白鵬引退宮城野襲名披露大相撲』を行った。
【写真】太陽に向かってポーズを決める白鵬 断髪式を終えた元白鵬は土俵であいさつを行った。「本日は『白鵬引退宮城野襲名披露大相撲』に大勢の皆様にご来場していただき、本当にありがとうございます。20年間の現役力士生活を振り返るととても感慨深いものであります。本日、この超満員の両国国技館の真ん中に立ち、こんなにたくさんの人に応援していただき、支えていただいたことを改めて実感しました」としみじみ。
「20年の力士人生の中で、横綱を務めた14年間。皆様に夢と希望と勇気を少しでも与えられた相撲人生であれば私は本当に幸せ者だと思います。そして自分を褒めたいと思います」と話すと会場からは万雷の拍手が。「今後、親方として300年の伝統を持つ宮城野を襲名し、相撲道発展のために、1日も早く横綱、大関を育て、ファンの皆様に恩返しできるように一生懸命、精進、努力し、頑張るつもりです」と決意を表明した。
最後は「相撲の神様に選ばれる男を育て、作り上げて、再びこの土俵に帰ってくることを誓います。本日は誠にありがとうございました」と感謝の言葉を口にする。最後は全勝優勝をかけて臨んだ2021年の名古屋場所の千秋楽で行った土俵に額をつけ、しゃべりかけると別れを告げていた。
“最強横綱”として、史上最多となる45度の優勝や幕内通算1093勝という記録を樹立。21年9月に現役を引退して、年寄間垣を襲名した。昨年7月末からは宮城野部屋を継承している。
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