モロッコのW杯躍進を支えたMFウナヒのマルセイユ移籍が近づく！　移籍金は最大14億円程度に

　アンジェのモロッコ代表MFアゼディン・ウナヒが、マルセイユ移籍間近なようだ。27日、移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が、自身のTwitterで報じている。

　FIFAワールドカップカタール2022で、アフリカ勢初となるW杯本大会ベスト4入りという大躍進を果たしたモロッコ代表の中心選手として活躍していたウナヒ。大会後にはレスターやリーズ、ナポリなどが獲得に興味を示し、争奪戦の様相を見せていたが、どうやらマルセイユが同選手を手中に収めそうだ。

　ロマーノ氏によると、アンジェとマルセイユは固定800万ユーロ（約11億円）＋ボーナス200万ユーロ（約3億円）という移籍金で合意に達したとのこと。また、この移籍には転売条項（今回のケースであれば、マルセイユが将来的に他クラブへと放出する際に、アンジェが何割か移籍金を受け取れる）も含まれると伝えている。

　なお、ウナヒとマルセイユの間でも個人条件は問題なく合意しており、2027年6月末までの4年半契約を締結する見込みだ。加えて、ロマーノ氏は移籍成立が近いことを示すサインである「here we go!」も発出しており、取引の成立は限りなく近づいていることがうかがえる。

　現在22歳のウナヒは、2021年夏にアンジェへと加入。1年目からリーグ・アン32試合に出場するなど、主力として活躍。今季もリーグ戦15試合に出場している。モロッコ代表では2022年のアフリカ・ネイションズカップでデビューし、そのまま主力に定着。カタールW杯でも全7試合でプレーし、中盤からモロッコ代表の躍進を支えた。

　まもなく決まりそうな、W杯で頭角を現した新星の行き先。マルセイユでも、W杯のような活躍ぶりを見せられるだろうか。