2週間天気 2月は冬の嵐でスタート日本海側で大雪や猛吹雪の恐れ 花粉対策は早めに

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2023年01月29日 05:57  日本気象協会

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2週間天気 2月は冬の嵐でスタート日本海側で大雪や猛吹雪の恐れ 花粉対策は早めに

この先も日本海側は大雪に警戒が必要です。特に2月のスタートの1日(水)から3日(金)にかけては再び強い寒気の影響で大雪や猛吹雪になる所がありそうです。また、早い所では2月上旬にはスギ花粉の飛散が始まるでしょう。



●1週目30日〜2月5日 2月のスタートは強い寒気再び南下 大雪や猛吹雪に警戒


30日(月)は、日本海から進む低気圧が東北地方を通過する見込みです。日本海側は広く雪や雨が降るでしょう。特に東北は大気の状態が不安定になり、降り方が強まる所や雷を伴う所もありそうです。湿った雪になりますので、電線などへの着雪や屋根からの落雪などにも注意が必要です。31日(火)は、低気圧が日本の東に進み、日本付近は緩やかに高気圧に覆われるでしょう。晴れる所が多くなり、日本海側の雪も弱まりそうです。2月1日(水)から3日(金)は、低気圧が発達しながら北日本を通過する見込みです。この低気圧の通過後に再び強い寒気が日本付近に南下するでしょう。1日(水)は日本海を進む低気圧に向かて、南より風が吹くため、北陸や北日本でも、雨や湿った雪になるでしょう。雪解けが進み、なだれや屋根からの落雪の危険が高まります。十分に注意してください。2日(木)から3日(金)は、強い冬型の気圧配置になり、北陸以北の日本海側を中心に大雪や猛吹雪になるでしょう。再び交通機関に大きな乱れが起きる可能性もあります。4日(土)は、本州の南を気圧の谷が通過するでしょう。関東でも雨や雪が降りそうです。最高気温は、1日(水)は全国的に平年より高く、仙台は10℃と北日本でも二桁の所もありそうです。福岡は16℃と3月下旬並みの予想です。ただ、この暖かさは一時的で、全体的には平年並みか平年より低い日が多くなるでしょう。特に寒気の影響が強い3日(金)や4日(土)は平年より低くなる予想です。水道管の凍結などの恐れもありますのでご注意ください。4日は二十四節気の「立春」で暦の上では春となりますが、暖かくなるのはまだ先となるでしょう。


●2週目6日〜11日 スギ花粉の飛散が始まる?


6日(月)以降も冬型の気圧配置が強弱を繰り返しながら続く見込みです。まだ予報に幅はありますが、8日(水)から10日(金)ごろには、強い寒気が流れ込む予想です。日本海側は広い範囲で雪が降り、北陸から北では大雪の恐れがあります。大雪の備えはまだまだ必要となるでしょう。太平洋側の地域はマークにはありませんが、雪雲が流れ込む所がありそうです。最新の情報を常に確認するようにしましょう。気温もこの8日(水)から10日(金)は全国的に平年より低い予想です。北海道は連日の真冬日、東北や北陸も昼間でも気温が0℃に届かない日があるでしょう。関東から九州も最高気温は10℃以下で、晴れていても震えるような寒さが続きそうです。ただ、最新の花粉飛散予測によると、九州や四国など早い所では2月の上旬からスギ花粉の飛散が始まる予想です。今シーズは昨年や例年より飛散量が多くなる見込みです。スギ花粉で症状が出るかたは、早めに対策を取るとよいでしょう。


●風雪・大雪・低温に伴うリスク


風雪や大雪、低温によって以下のようなリスクがあります。(1)停電(倒木や雪の重みで電線が切れることで発生する恐れがあります。)停電に備えて、懐中電灯や防寒着、毛布などを準備しておくと良いでしょう。また、電源を確保するため、モバイルバッテリーも用意しておくと安心です。(2)水道凍結(最低気温がマイナス4℃以下になる時や真冬日が続いた時に凍結する可能性があります。)事前に、水道管の中から、水を抜いておきましょう。また、屋外で、むき出しになっている水道管やメーターは、発泡スチロールなどの保温材を使って、専用テープでしっかりと巻き、保温しておいてください。(3)商品の品薄(交通網マヒによる物流遅延により発生する可能性があります。)事前に食料品は少し多めに買い、暖房用の燃料も少し多めに確保すると安心です。


このニュースに関するつぶやき

  • 北陸の一部の県では、3大宅配業者荷受け停止中らしい。
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