「勝つためにきた」ロッテ復帰で期待したい“澤村効果”

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2023年01月29日 09:10  ベースボールキング

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ロッテに復帰した澤村拓一
◆ リリーフ陣に厚み

 ロッテは28日、澤村拓一の獲得を発表した。澤村は昨季まで大リーグ・レッドソックスでプレーし、2年間で104試合に登板。昨季は49試合に登板したメジャーリーガーだ。

 ロッテは20年、21年は“勝利の方程式”が後半以降しっかりと固定され、2年連続2位入りしたが、昨季は最後まで勝利の方程式を確立することができず、シーズン途中に抑えが益田直也からロベルト・オスナ(現ソフトバンク)に配置転換されるなど苦労した。オスナ、ゲレーロが退団した中で、20年にシーズン途中トレードで加入し守護神・益田に繋ぐ“8回の男”を担当した澤村の復帰は戦力としてかなり大きい。実績のある澤村が加わったことでブルペンに厚みが出てきた。28日に行われた澤村の入団会見に同席した吉井理人監督も「リリーフピッチャーとして頑張って欲しい。実力はわかっているので戦力としては心配していない」と絶大の信頼を寄せる。

 今季どのように起用されるかわからないが、過去の実績を踏まえロッテのリリーフ候補を挙げてみても、益田、澤村、唐川侑己、東條大樹、小野郁、西野勇士、国吉佑樹、佐々木千隼、東妻勇輔、坂本光士郎、八木彬、小沼健太、横山陸人、新人の高野脩汰、さらに外国人のルイス・カスティーヨ、ルイス・ペルドモを含めれば10人以上の名前が出てくる。左が手薄というのは近年の課題ではあるが、リリーフ陣の量は揃いつつある。20年、21年はシーズン後半に勝利の方程式が確立されたように、前半戦は勝利の方程式の形を作りつつ勝っていき、最終盤に固定できれば疲労も分散されていく。どのように運用していくか首脳陣の手腕にも注目だ。


◆ 若手の兄貴分としての期待

 戦力としてもそうだが、2025年までに常勝軍団を目指すチームにおいて、「僕は千葉ロッテマリーンズに、勝つためにきた」と、“勝利への強い執念”を持った選手の加入は非常に喜ばしいこと。

 「僕は3年前にいさせてもらった時に、ロッテという組織は素晴らしいなと思いました。でもその素晴らしい組織が勝てていない。この状況を打破するためには、選手一人一人のピントをしっかり合わせた状態で1年間戦っていけば、今の戦力でも十分優勝できると思う。その先頭に立って引っ張っていけるような存在になりたいなと思います」。

 マリーンズの選手はどこか大人しく真面目な選手が多い印象だが、自分の思いや考えをはっきりと口にできる選手がいるのは心強い。メジャーリーグでの経験もあり、吉井監督は「メジャーでの経験をマリーンズの若い選手たちに話してもらって、澤村にしたら迷惑な話かもしれないですけど、若手の面倒をしっかり見てほしいなと考えています」と兄貴分としても期待を寄せる。

 マリーンズのベテラン投手陣は、美馬学、石川歩、益田をはじめ、実績もあり自分を確立した選手が多くいる。そこにメジャー経験のある澤村が加わるのは、若手選手にとっては間違いなくプラスになるはずだ。選手としてのタイプが異なり、色々な考えを聞くことができる。若手投手陣には澤村から話しかけるのを待っているのではなく、結果を残すために自分から積極的に話を聞きにいく選手が1人でも多く出てくることを期待する。

 「日本一熱いファンの前で投げられることを興奮しております」。“澤村復帰”は投球面、精神面などさまざまな部分で、チームに大きな効果をもたらしてくれそうだ。

取材・文=岩下雄太

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  • まあ、中継ぎでしょう。巨人復帰する方がよかったのでは。
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