
飲み物を持ち歩くのが一般化してきた今、マイボトルを持っている人はたくさんいるでしょう。種類やサイズが豊富で、使う人や用途に合わせて選べるようになっています。筆者の家でも高校生の子供の弁当用や外出用にいくつかありますが、実は10年ほど使っている水筒があります。
「STANLEY(スタンレー)」の水筒です。この記事では、10年愛用してもまだまだ現役のスタンレーの水筒を紹介します。
●スタンレーの水筒、10年ほど愛用中
筆者がスタンレーの水筒を購入したのは、10年ほど前だと思います。かなり時間が経過しているので、正直記憶が定かではありませんが、子供が小学生の頃だったのでそのくらい前になります。現在ではモデルチェンジされ、同じ商品は販売されていないと思われますが、容量や形状が似たものは見つけられます。
|
|
購入したのは、2Lの「スレンレススチールクラシック」(以下、大きい水筒)と、0.75Lの「クラシックボトル」(以下、小さい水筒)です。購入したときにはランチボックスとセットになっていました。
水筒は、ランチボックスのふた部分にはめ込むようにして持ち運べます。ランチボックスも使おうと思ったのですが、弁当を持っていく機会がなく1度も使用しないまま保管していました。そのためきれいな状態のまま残っています。水筒のパッキンはさすがに10年使い続けることはできず、何度か交換しています。
●スタンレーの水筒、使用頻度は?
10年も愛用しているといっても、毎日使っているわけではありません。購入した10年ほど前は、今ほどマイボトルが普及していなかったので、日常的に水筒を持ち歩く習慣がなかったのです。そのため休日に家族で出かけるときなどに使っていました。でも水筒を持ち歩くのがスタンダートになったここ2年ほどは、夫がほぼ毎日使用しています。夫は車で通勤をするので、重さのあるスタンレーの水筒でも苦にならないのです。
スタンレーの水筒は丈夫ですし、ゴツくてかっこいいのですが、何がネックかというと「重さ」です。大きい水筒は本体だけで1kgを超えてしまいます。小さい水筒も中身を入れると1kgを軽く超えてしまうのです。
|
|
今では持ち運びを考慮した軽い水筒がたくさん販売されているので、普段から軽い水筒を使っている人にとっては、スタンレーの水筒は持ち運びにくいかもしれません。
●ふたもコップも丈夫!
スタンレーの水筒はふたとコップの2重構造になっています。ふたはスクリュー式で、回して開閉する仕様です。
ふたもコップもずっと使用していますが、割れてしまうことはありませんでした。落としたりぶつけたりすることがなかったことも理由の1つですが、丈夫にできているように感じます。
●10年使っているスタンレーの水筒、保温性は健在?
|
|
10年ほど使用しているスタンレーの水筒。保温性がどうなっているのか気になりますよね。実際に保温性をチェックしてみました。
小さい水筒に熱湯を入れました。温度は92度ほど。大きい水筒にもお湯を入れました。温度は90度程度です。
両方ともほぼ同じ時刻にスタート。時刻は15時2分です。両方ともふたをして、そのまま室内に置いておきました。
約3時間後の温度は、小さい水筒が約84度となり8度ほど下がりました。大きい水筒は約85度です。スタート時から約5度下がったことになります。温度の下がり具合は、大きい水筒の方が緩やかです。
15時間経過した、翌日の午前6時過ぎに再度温度を測ってみました。小さい水筒は約62度です。スタート時から30度下がりました。大きい水筒は約70度でした。スタート時から20度しか下がっていません。
15時間もお湯を入れたままにすることはあまりないと思うのですが、それほど時間が経っても程よく温かい飲み物は飲めそうです。
スタンレーの水筒は、現在は違うモデルになっていますが、優れた保温性は健在だと思います。一般的な水筒よりも価格は高いのですが、10年使えると思うとコスパは良いと感じます。良いものを長く使うのもかっこいいものの使い方といえるでしょう。