決勝点許した三笘薫に敵将クロップも脱帽「ミトマは本当にいい選手」

　リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫を称賛した。29日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　FAカップ4回戦が29日に行われ、リヴァプールはブライトンと対戦。30分にハーヴェイ・エリオットが先制点を挙げたものの、39分に同点弾を許すと、試合終了間際には三笘に華麗なテクニックから決勝点を奪われ、1−2で逆転負けを喫した。

　14日に行われたプレミアリーグ第20節でもブライトンと対戦し、0−3で敗れていたリヴァプール。クロップ監督は試合後、「数週間前は自分たち自身の状態から遠く離れていた。今日はよりいい試合ができたが、セットプレーから2失点を喫したことは許されるものではない」と不満を口にした。

　また、クロップ監督は前回対戦に続き、三笘に再三突破を許したイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドについても言及。「左サイドのロボ（アンドリュー・ロバートソン）は助けることができたので問題はなかった。しかし、逆サイドのトレントはサポートを受けることができなかった」と振り返りながら、決勝弾を決められた三笘についても次のように語った。

「ミトマは本当にいい選手だから、もちろん大変だった。でも、2つの失点はもっと上手く守れたはずだ。最初の失点は跳ね返りだったけど、おそらくブロックできたと思う」

　そして、「気分は良くない」と率直に心境を明かしたクロップ監督は「やがてポジティブな結果が得られるかもしれないが、次のラウンドに進みたかった」と4回戦での敗退を悔やみながら、「ブライトン、おめでとう」と対戦相手を祝福した。