前回からの続き。「妻の飯がマズくて離婚したい」でひと悶着あったミナミさんとアツシさんご夫婦。すったもんだの末、互いに歩み寄ることができ、家族全員が笑顔になる結末を迎えました。しかし大人は解決しても、実際にミナミさんの作る「家庭の味」を「そういうものだ」と思って育った子どもたちは、どのような気持ちの変化を遂げたのでしょうか。長女の「ナギサ」ちゃんは小学1年生。「ママ」であるミナミさんを手本としてスクスク育っている様子です。そう、かつてミナミさんが実母の背中を見て学んだ「母としての姿」が、今ここでも繰り返されてしまっているのです……。
※本記事は書籍『妻の飯がマズくて離婚したい』から一部抜粋・編集しています。
第9話 これが愛情の味なのかも
【編集部コメント】
ミナミさんの変化は、子どもたちの心にもしっかり届いていました。「料理は愛情」なんて良く聞きますが、「愛情」は目に見えません。しかし「相手の喜ぶ顔を想いながら料理をする」と、美味しいものができ上がるのではないでしょうか! 手作りであろうと、市販のものであろうと、「相手を思う気持ち」こそが「愛情」であり、最高のスパイスなのかもしれません。
【第10話】へ続く。
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