シーナ&ロケッツ・鮎川誠さんを偲んだ横山剣 (C)ORICON NewS inc. ロックバンド・クレイジーケンバンドの横山剣(Vo)が30日、東京・代官山 蔦屋書店にて開催された、門野久志氏の著書『レッドシューズ40 〜ロックの迎賓館の40年〜』の刊行記念トークイベントに参加。同書の帯にコメントを寄稿したシーナ&ロケッツ・鮎川誠さんを偲んだ。
【写真】クレイジーケンバンド、スモーキー・テツニも登壇 本書は、伝説のロックバー「レッドシューズ」の創業40周年を記念した書籍。同店を愛した国内外のロックセレブのエピソードや数々の思い出などを2代目オーナー・門野久志氏がつづる。
本書には、鮎川さんのコメントや写真も多数掲載。また、書名に採用された“ロックの迎賓館”という異名は、同店の常連でもあった鮎川さんが命名したものになる。横山は「かっこよかったよね」と鮎川さんの姿を思い浮かべながら、「何度か共演させていただいたけど、ずっと変わらずかっこよかった」としみじみ語った。
鮎川さんは29日午前5時47分に膵臓がんのため死去した。74歳。きょう30日に同バンドの公式サイトで発表された。昨年10月28日に東京・EX THEATER ROPPONGIで行われたレッドシューズの40周年記念イベントにも出演し、パワフルなステージを披露していた。
同書の著書である門野氏は、きのう29日に訃報を聞いたと言い、「去年の10月にレッドシューズの記念イベントをやったときにも出演を快諾してくれて。そのときにすごく痩せていたので、『大丈夫!?』なんて話したりもしていたんですが…。愛あふれるパフォーマンスをしてくださった」と回顧。「昨年の春には病気のことがわかっていたみたいですが、最後までステージに立ち続けたいと。“生涯ギタリスト”というのは本当に鮎川さんらしいと思う」といい、感謝を伝えた。