【バイク乗りに聞いた!】みんなに人気のバイクアニメ＆漫画は? - 20代に圧倒的人気の2位『ゆるキャン△』を超える1位は?

バイクに乗り始めたきっかけは人それぞれ。通勤や通学といった生活の変化や、知り合いに誘われたことを挙げる人がいる一方、バイクが出てくる漫画やアニメがきっかけだという人もいます。



この記事では、バイクに乗るマイナビニュース会員335人へのアンケート結果をもとに、バイクが登場する人気の漫画・アニメをランキング形式でご紹介します。


バイクが出てくる人気の漫画ランキング、1位は?



バイクに乗るマイナビニュース会員335人にアンケートを実施し、「バイクが出ているアニメ・漫画」で好きな作品を聞きました。


その結果、見事1位に輝いたのが、しげの秀一『バリバリ伝説』(148人、44.8%)。次いで2位はあfろ『ゆるキャン△』(81人、24.2%)、3位はおりもとみまな『ばくおん!!』(79人、23.6%)、4位hは『750ライダー』(68人、20.3%)、5位は『ホットロード』(60人、17.9%)と、バイクに詳しくなくても1度は耳にしたことがある作品がランクインしています。



バイクが出てくる漫画といっても、硬派な作品から、ゆるくてかわいい作品まで作風はさまざま。それでは、トップ5にランクインした作品と、読者から寄せられたコメントを見ていきましょう。


1位『バリバリ伝説』148人、44.8%

2位『ゆるキャン△』81人、24.2%

3位『ばくおん!!』79人、23.6%

4位『750ライダー』68人、20.3%

5位『ホットロード』60人、17.9%



5位：『ホットロード』



まず、5位にランクインしたのは、紡木たく原作の少女漫画『ホットロード』。親の愛に恵まれず、孤独を抱えて生きる女子中学生が暴走族の少年と出会い、不良の道へと進み、傷つきながらも懸命に生きる姿が多くの人の共感を呼びました。



『別冊マーガレット』で1986年1月号〜1987年5月号まで連載され、2014年には実写映画化もされています。



暴走族の少年・春山が乗っていたのが、ホンダ CB400FOUR。当時流行していたカフェレーサー・ルックを取り入れたスタイリッシュな外観と、安定した走行性能で人気を集めました。

○マイナビニュース会員コメント


・中学生の時『ホットロード』が流行していて、街中に主人公の春山と同じバイクに乗っている人がたくさんいた(40代女性/埼玉県/その他)

・バイクで海岸沿いを走るのがかっこよく、遠乗りして海岸まで行った(50代女性/岡山県/専業主婦)



4位：『750ライダー』



4位は、石井いさみ原作の『750ライダー(ナナハンライダー)』。「青春バイク漫画の金字塔」と呼ばれる作品で、『週刊少年チャンピオン』で1975〜1985年まで連載されました。



ホンダ・ドリームCB750FOURをこよなく愛する男子高校生が主人公の青春漫画で、最初は暴力団との抗争などシリアスな内容が多いものの、徐々に恋愛を絡ませた青春ストーリーへと変化していきます。



2001年には、実写版映画も公開されました。タイトルにもなっている主人公の愛車、ホンダ・ドリームCB750FOURは、1969年に発売されたホンダ初の大型機種で「ナナハン(排気量750ccのバイク)ブーム」を巻き起こした立役者です。

○マイナビニュース会員コメント


・小学生の時に読んだ『750ライダー』が大好きできっかけになりました。(40代男性/大阪府/その他)

・高校生の時『750ライダー』を読み、同じバイクに乗りたくてとりあえず中型免許を取り、CB400FOURの中古を買い乗っていました。雨の日はなるべく乗らず毎日ピカピカに磨いて満足していました。(60代男性/埼玉県/販売・サービス関連)

・『750ライダー』の影響でCB750K2に乗っていた（50代男性/静岡県/その他）



3位：『ばくおん!!』



3位にランクインした『ばくおん!!』は、『月刊ヤングチャンピオン烈』で2011年から連載されている、おりもとみまな原作の漫画。



キャッチコピーは「ありそうでなかった“女子高生×バイク”で贈る、爽快ハイテンション学園コメディー」で、同級生とバイク部に入部、二輪免許を取得してオートバイ・ライフを楽しむ女子高校生が主役のコメディタッチの作品です。アニメ化もされ、2016年4〜6月にかけてアニメ版が放送されました。



実在するバイクが多数出てきたり、バイクやメーカーに関する「あるあるネタ」が登場したりするのもバイク乗りに支持される理由。主人公が乗るホンダCB400SF SPEC2は、初心者からベテランまで、バイク好きに幅広く愛されているモデルです。

○マイナビニュース会員コメント


・『ばくおん!!』を見て仲間とのツーリングをした。（40代男性/静岡県/販売・サービス関連）

・『ばくおん!!』を見てバイクのカスタマイズにハマりました。（20代男性/石川県/ IT関連技術職）



2位：『ゆるキャン△』

今回、20〜30代の圧倒的支持を集めて、堂々の2位に輝いたのが『ゆるキャン△』。“アウトドア”ד女の子”をテーマに、山梨県周辺でキャンプなどのアウトドアを楽しむ女子高生の日常を描いた新感覚のガールズストーリーです。



漫画はあfろ原作で、『まんがタイムきららフォワード』にて2015年7月号〜2019年4月号まで連載後、漫画配信サイト『COMIC FUZ』に移籍して連載が続いています。



アニメ化もされており、第1期(2018年1〜 3月放送)、第2期(2021年1〜4月放送)に続いて、第3期の製作も決定。さらに、2020年1〜3月までテレビ東京「木ドラ25」枠でドラマ版が放送されたことや、2022年7月に映画版が公開されたことからも、その人気ぶりがうかがえます。



『ゆるキャン△』では、主人公のひとり・志摩リンがヤマハ発動機の50ccスクーター「Vino(ビーノ)」に乗っています。女性向けのレトロかわいいスクーターとして20年以上の歴史があるシリーズで、『ゆるキャン△』とコラボしたスペシャルバージョンも製造されました。

○マイナビニュース会員コメント


・『ゆるキャン△』を見てバイクでソロキャンをするようになった。(50代男性/福岡県/その他)

・『ゆるキャン△』と一緒のバイクに乗っていたので、そのバイクでロングツーリングに出かけた。



1位『バリバリ伝説』



バイクが出てくる人気の漫画ランキングで1位を獲得したのが、しげの秀一原作の『バリバリ伝説』。リアルな描写でバイク好きから熱烈な支持を集め、得票率は44.8%と断トツのトップとなりました。



通称『バリ伝』として親しまれている『バリバリ伝説』は、1983〜1991年にかけて『週刊少年マガジン』で連載され、1980年代のバイクブームを支えた名作。バイクを愛する男子高校生がロードレースの世界に入り、アマチュアからやがて世界チャンピオンになるまでの軌跡が、ライバルとの友情や恋愛模様を交えて描かれています。



1985年に第9回講談社漫画賞少年部門を受賞したほか、1986年には「Part I 筑波篇」「Part II 鈴鹿篇」として、オリジナルビデオアニメも製作されています。



主人公の愛車は、「しび子ちゃん」こと「ホンダ CB750F」。1979年に「走りに徹したスポーツモデル」として発売され、数々の最新装備によって世界中で人気を呼びました。

○マイナビニュース会員コメント


・『バリバリ伝説』を読んで峠に走りに行くようになった。もともとは町乗り用に免許取得、バイク（CB400F）を購入したのですが…。(50代男性/福岡県/販売・サービス関連)

・『バリバリ伝説』を見て、自転車をバイクに見立てて走っていた。（50代男性/東京都/ IT関連技術職）

・『バリバリ伝説』を読んで、レーサーを目指したいとまで思うようになった。(40代男性/埼玉県/営業関連)

・『バリ伝説』を読んで自分のバイクに名前を付けた。(50代男性/静岡県/その他技術職)



他にもこんなバイクアニメ・漫画が好き!



トップ5にランクインした作品のほかにも、バイクに乗るマイナビニュース会員からは、次のようなバイクアニメ・漫画が「好きな作品」として挙げられました。

○藤沢とおる『GTO』


・『GTO』を見て、でかいバイクを買いたいなと思った(20代男性/大阪府/販売サービス)



○和久井健『東京リベンジャーズ』


・『東京リベンジャーズ』のマイキー(佐野万次郎)が乗るバブ(ホンダのCB250T HAWK)がかっこいいなと思った(20代男性/埼玉県/専門サービス)



○石川雅之『もやしもん』


・『もやしもん』を見て大学生のときに原付を買った(20代男性/大阪府/営業関連)



○矢沢あい『ご近所物語』


・『ご近所物語』でスーパーカブに乗っているのを見て、可愛い原付バイクに乗りたいと思った(20代女性/東京都/営業関連)



○大友克洋原作『AKIRA』


・『AKIRA』に出てくるバイクが欲しくて、めちゃくちゃ調べた(30代男性/神奈川県/営業関連)


往年のヤンキー漫画から、近年のキャンプブームを盛り上げた女子高生が主役のゆるかわストーリーまで、バイクが出てくる漫画やアニメには名作が多数あります。



アンケートで「アニメや漫画がバイクに乗るきっかけになった」という声も多数寄せられたように、アニメや漫画が与える影響は思いのほか大きいようです。



調査時期: 2023年1月17日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 男女合計335人

調査方法: インターネットログイン式アンケート（春奈）