岡山県の魅力! 大旋風が吹き荒れる今こそ知りたいんじゃ!

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2023年02月01日 06:31  週プレNEWS

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「M-1グランプリ」で優勝したウエストランドは岡山県津山市出身

お笑い、サッカー、駅伝などで優勝し、今、岡山県が突如、注目されている! その理由はなんなのか? そして、どんな魅力があるのかを出身者に聞いた!

【写真】注目されている岡山県の魅力!

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■トレーニングに最高の環境!

昨年末からの牴山旋風瓩止まらない!

12月18日にウエストランド(岡山県津山市出身)が「M-1グランプリ」で優勝すると、25日には倉敷高校(倉敷市)が大会新記録で「全国高校駅伝」(男子)に優勝。

年が明け、1月9日には岡山学芸館高校(岡山市)が「全国高校サッカー選手権大会」で初優勝を飾り、15日には中学3年生のドルーリー朱瑛里(津山市出身)が「全国都道府県対抗女子駅伝」で17人抜きの衝撃の走りを見せ、区間新記録をマークした。

また、同日に行なわれた米「ヒューストンマラソン」では、新谷仁美(総社市出身)が日本女子歴代2位の記録で優勝している。

「今、岡山県はものすごく盛り上がっていますよ!」と語るのは、岡山県住みます芸人の江西あきよし氏(岡山市出身)だ。

「地元のメディアもこぞって岡山旋風を取り上げていますし、岡山学芸館高校に近いJR西大寺駅前のうどん屋さんは、優勝した翌日には『優勝おめでとうセール』で、うどんが安くなっていました。

僕のツイッターのフォロワー数は4500人くらいなんですが『ウエストランド優勝、倉敷高校優勝、岡山学芸館高校優勝、今年は岡山の年だなぁ!!』とツイートしたら、いつもは閲覧数が1000くらいなのに、そのツイートだけ90万以上あったんです。もう、皆さんの岡山への注目ぶりがうかがえます」

では、なぜ今、こんなにもスポーツを中心に岡山に勢いがあるのか? 元体操選手で金メダリストの森末慎二氏(岡山市出身)に聞いた。

岡山県は狎欧譴旅餃といわれていて(降水量1侈にの日が276.7日と全国1位)、トレーニングをするには最高の環境なんです。

それに、岡山県民は何事にも熱くなれない県民性だといわれていたため、30年くらい前から『燃えろ岡山』というキャンペーンを始めました。その成果が最近になって表れてきたんじゃないでしょうか」

また、前出の江西氏も、現在の岡山の勢いを県民性から推測する。

岡山県民は、ほかの都道府県と比べて『控えめでおとなしい』といわれていますが、その理由は江戸時代に岡山藩のお殿さまだった池田光政が節約・節制を旨とする『倹約令』を出していたからです。

そのため、岡山県民は昔からお財布のひもが固く、辛抱強い人が多かった。でも、それは裏を返せば一度気持ちを開放してはじければ、とてつもないパワーを出すということ。そして、それが連鎖していくんです。

ウエストランドも一度、決勝敗退など悔しい思いをして、その気持ちが昨年末に一気にはじけました。次に倉敷高校がはじけた。それで『俺もいける』『私もいける』と伝わっていったのだと思います」

■県北の津山が注目されている!

岡山県出身者の勢いは、加速度的に上がっているが、それに追いついていないのが「都道府県魅力度ランキング」だ。2022年度の岡山県の順位は33位と低迷している。その理由はなんなのか?

「岡山が便利すぎるからです。岡山駅は『のぞみ』『ひかり』『こだま』とすべての山陽新幹線が止まります。その理由は、岡山からは瀬戸大橋線で四国(高松)にも行けるし、伯備線で山陰(米子)にも抜けられるからです。

また、九州側から見ると岡山は関西の入り口になっています。岡山は東西南北に行ける西日本の交通の中心なんです。それほど便利なため、乗り換え駅になってしまっている。だから、『岡山は通過するけど降りたことがない』という人が多く、岡山の魅力が伝わっていないのです」(江西氏)

では、岡山にはどのような魅力があるのか? グラビアアイドルの西永彩奈氏(岡山市出身)に観光スポットやグルメ情報を聞いた。

「実は、岡山の名物ってあんまりないんですよ。でも『岡山といえば、桃太郎伝説ときびだんごでしょ』とよく言われるので、私はJR岡山駅前にある桃太郎像をオススメします。岡山の有名な待ち合わせスポットで、東京でいえば渋谷のハチ公前みたいな場所です。

そして、桃太郎のお供といえば犬、猿、キジですよね。でも、岡山駅前の像にはもうひとつ、ハトがお供しているんです。生きているハトが桃太郎の像に止まっていることが多く、ちょっと面白い感じになっている。SNS映えするスポットかもしれません。

それから、食べ物だとブドウ。特にシャインマスカットですね。山梨県産や長野県産のシャインマスカットも食べたのですが、やはり岡山県産のものが一番おいしかった。私は岡山にいたとき、桃ではなくシャインマスカットばかり食べていました」

森末氏もブドウを推す。

「岡山のマスカットは日本一といわれているんです。オススメは『桃太郎ぶどう』。本当に粒が桃みたいな形をしていて、シャインマスカットよりも少し大きい。桃太郎は大房だとひと房1万円くらいする高級なブドウなんですよ。あと、瀬戸大橋の下、倉敷市下津井のタコ。あそこはイイダコがうまいんだ」

岡山の魅力は、桃太郎の像とブドウ、イイダコで決まりということか?

M-1で優勝したウエストランドや17人抜きのドルーリーさんの地元、津山には、どんな名物があるのだろう?

ウエストランドが語る。

「津山では今、『ホルモンうどん』というB級グルメが注目されているみたいなんですが、僕が子供の頃は、まだ有名じゃなかったんですよね。でも、津山のお肉やホルモンは本当においしいですよ」(井口浩之氏)

「津山のホルモンはとても新鮮なんです。東京の高い焼き肉店と同じくらいの質のものが、津山だとスーパーで売られているような感じです」(河本太氏)

津山のホルモンうどんについて江西氏が詳しく解説する。

「実は津山は犁軻文化の聖地瓩噺討个譴討い襪鵑任后9掌融代、まだ庶民が牛肉を食べていなかった頃から津山では猴楡舷(薬としての食べ物)瓩箸靴撞軻を食べる文化がありました。そのため食べ方のバリエーションが豊富なんです。

例えば『干し肉』。これは牛肉を乾燥させたもので、噛めば噛むほどうまみが出てきます。それから『そずり肉』。マグロでいうところの中落ちです。骨の周りのお肉をそぎ落としたもの。『そぎ落とす』ことを岡山では『そずる』と言います。そぎ落とした肉なので、そずり肉。これを串焼きや炒め物、鍋物などにして食べます」

津山の魅力をウエストランドが続ける。

「あとは『さくら名所100選』にも選ばれている津山城の桜。津山にはぜひ、桜の季節に行ってください」(井口氏)

「その津山城のそばに『つやま自然のふしぎ館』があります。ここにはとんでもない数の動物の剥製があって、なぜかはわからないんですが、なんと初代館長の臓器も展示されているんです。そういったものがお好きな方は、ぜひ!」(河本氏)

「あとは、僕らのコンビ名になったショッピングセンターのウエストランド。津山にあって岡山市内にないものといえば、ウエストランドですからぜひ行ってほしいです」(井口氏)

岡山では、今なぜか津山が注目されているようだ。これもウエストランドの優勝やドルーリーさんの17人抜きの影響なのだろうか?

「いやいやいや、津山だけじゃないですよ」と言うのは江西氏だ。

「岡山は今、海外からも注目されているみたいで、海外からの訪日観光客の増加率が全国で1位らしいです(2022年6月に岡山県に宿泊した外国人は、2021年6月の9倍以上で、北海道や奈良県を抑えて1位)。そうした海外からの観光客は、岡山城や日本三名園のひとつ岡山後楽園倉敷の美観地区に行っているみたいです」

それでは、最後に岡山県知事の伊原木隆太氏に締めていただこう。

「お笑いからサッカー、駅伝と全国のニュースのトップになるような現象が続いており、少し怖いくらいだ。

岡山からでも、全国、世界に挑戦していこうと言い続けてきたが、お笑いの千鳥さんや藤井 風さんが、岡山弁のままメディアで大活躍されるようになって、マインドの変化が出てきたのかなと感じている。この『岡山旋風』がほかにも波及効果を生むよう、頑張っていきたい」

岡山旋風は、まだまだ終わりそうにないんじゃ!

取材・文/村上隆保 撮影/山上徳幸(ウエストランド) 写真/共同通信社 時事通信社

このニュースに関するつぶやき

  • 昔は嫌われる県で1位だったけどね。今じゃ故郷の津山を誇りに思います。
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