資生堂ビューティークリエーションセンターが23年春夏トレンドメイクを発表 目の下にアイシャドウを入れたり、コンシーラーやラメを使って顔の重心をほどよく下げる「下まぶたメイク」。資生堂ビューティークリエーションセンターによると、2023年も引き続き下まぶたのボリュームを重視するメイクのトレンドが続くという。
【写真】下まぶたにのせた”シルバーラメ”でうるんだような瞳に…23年春夏トレンドメイク 23年春夏のトレンドメイクのカギとなるのは、目もとの血色感や輝きを重視したメイク。”下まぶた”にボリュームをもたせるアイメイクが特徴的で、シルバーラメを乗せたり、くすみピンクカラーのアイシャドウでまぶたに血色感を与え、目もとの重心が下がった印象に見せるなど、「センシュアル(官能的)」な印象をもたらす表現が各ブランドで見られるという。
ファッションにおいても、肌見せ、素肌が透けるシースルー素材、スキンカラートップスのコーディネートや、ランジェリーから着想を得たアイテムなど、”身体そのものを意識したデザイン”がたくさん登場している。メイクアップもそれに連なるかたちで、今季ファッションの欠かせないポイントとなっている。
同センターが行ったヒアリングによると、特に20〜30代を中心に、下重心にボリュームを出したメイクアップが広がりを見せているという。国内女性雑誌では、そのような提案が多く登場し、下まぶたを重視したアイメイクや、オーバーリップ、横広チークなどで、ほおの余白を埋め、小顔に見せるテクニックが見られるように。韓国コスメの人気継続に加えて、中国メイクの注目度がさらに高まり、あどけなさが漂う立体感のあるメイク表現が好まれている。
一方で、40〜50代では、シェーディングやチークで余白をコントロールし、小顔に見せるメイクアップ提案が国内女性雑誌において多く見られた。「軽やか」「上品」がキーワードとなり、色ムラのないツヤ肌やソフトな発色で仕上げた血色カラーで仕上げるメイクアップが特徴として見られた。顔の悩みとして、年齢とともに感じられる「目の下からほおにかけての間延び感」を気にする声が。
顔が間延びして見える、大きく見える、余白が気になるメイクの悩みがコンプレックスになっている人も。面長化を和らげるパーツメイクのニーズは今後さらに高まっていきそうだ。