筒香嘉智は「早い段階で解雇」も 春季キャンプで“厳しい現実”に直面する可能性

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2023年02月01日 18:00  AERA dot.

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昨季もメジャーでは苦しんだ筒香嘉智
 2020年のメジャーリーグ移籍以来、苦戦が続いている筒香嘉智。昨シーズンのオフにはNPB復帰も噂されたが、本人にその意思はなく、年明けの1月15日にレンジャーズとマイナー契約を結んだ。


【写真】2022年は期待外れだったセ・リーグの選手がこちら「条件次第では日本球界復帰の可能性もあると思われていたが、米国でのプレーしか頭になかったようで意思も固かった。しかし、この時期のマイナー契約というのが、今の立場を如実に表している。苦しい挑戦になるのは間違いない」(在京テレビ局スポーツ担当)


 日本代表でも4番を務めた筒香の打撃についてはメジャーの球団にも高く評価されていたが、渡米後の3シーズンは目立った成績を残せていない。


 最初にプレーしたレイズでの1年目はコロナ禍の影響もあり、試合数が短縮された中で51試合に出場し、打率.197、8本塁打、24打点と振るわず。2年目は巻き返しが期待されたが、低迷が続き、5月にレイズからDFA(事実上の戦力外)となり退団となった。


 その後、ドジャースを経て3チーム目の所属先となったパイレーツでは43試合の出場で打率.268、8本塁打、25打点とまずまずの結果を残し、3年目の昨シーズンは本領発揮なるかと期待されたが再び低迷。8月にパイレーツから自由契約となり、その後はマイナー契約でブルージェイズ入りするもメジャーには昇格できなかった。メジャーでの3年間の通算成績は打率.197(557打数110安打)、18本塁打、75打点と日本で見せていたような打棒は鳴りを潜めている。


 昨シーズンの11月に行われたラスベガスでのGM会議では、筒香の代理人を務めるジョエル・ウルフ氏が「メジャー契約を結べることを確信している」と語っていたが結局メジャー契約のオファーはなくマイナー契約に。春季キャンプには招待選手として参加する予定だが、そこでは厳しい現実を突きつけられる可能性もある。


「3年間のプレーで手応えと自信があるのか、強いこだわりがあるのか。どちらにしても本人が結果を残して這い上がるしかない。マイナー契約というのもあり、よほどの結果を残さないといけない」(在米スポーツライター)


 同じく昨シーズンのオフに進路が注目されていた日本人メジャーリーガーの有原航平(前レンジャーズ)はソフトバンク、澤村拓一(前レッドソックス)はロッテに移籍と国内復帰を選択。そんな中でも筒香は米国でプレーすることに“こだわり”は見せ、マイナー契約からメジャーへ昇格する道を選んだ。


 なんとかメジャーで結果を残そうとする姿勢を支持する野球ファンは多いが、置かれている状況は厳しいと言わざるを得ない。招待選手として参加する春季キャンプでは1日も気の抜けない状況が続くはずだ。


「春季キャンプから相当な結果を求められる。31歳という年齢を考えても、マイナーの3Aの選手が残すような数字では厳しいでしょう。結果次第では早期のタイミングでリリースの可能性もある」(大手マネージメント会社関係者)


「能力値やOPS(長打力+出塁率)などの評価指数データは、各球団が詳細に把握している。そうなると目に見える形で結果を残し、インパクトを与えることが重要。打席数が少ない春季キャンプでは、極端な話、打率5割超、5本塁打など、打ちまくることでしか先は見えなくなる」(在米スポーツライター)


 再びメジャーでプレーするチャンスを掴んで欲しいが、マイナー契約からメジャーに這い上がろうとした日本人選手が、米国で野球の厳しさを味わった例も少なくない。特にメジャーで実績がある選手でなければ、「実戦では期待できない」と判断された瞬間に解雇されてしまう可能性もある非常に過酷な世界だ。


「投手と野手の違いはあるが小林宏之が印象的だった。オープン戦での登板結果はそこまで悪くなかったがインパクトを残せず、数試合の登板で3月序盤に解雇された。招待選手はスタート地点がメジャー契約選手より遥か後ろにある。ヨーイドンともに猛ダッシュ、結果を出さないといけない」(在米スポーツライター)


 日本ではロッテなどで活躍した小林は、2013年の2月にエンゼルスとマイナー契約を結び、招待選手として春季キャンプに参加。オープン戦では3試合に登板し、4イニングを投げ、2失点という成績だったが、契約からわずか2週間あまりで解雇となった。


 筒香もメジャーでの3年間の成績を見る限り、そこまで期待値は高くないだろう。状況によっては小林のような状況にも陥りかねない。


「当時よりはるかにメジャーへの昇格競争は激化している。コロナ禍によってマイナー、独立リーグのチーム数が減ったことで選手は余剰となっている。MLB全体は好景気で可能性がある選手への投資は惜しまないが、逆に見切りも早い。筒香が勝ち残るためのハードルはかなり高い」(大手マネージメント会社関係者)


 昨年は現地メディアに「メジャーリーグで最悪の野手」というレッテルを貼られてしまった筒香は米国で生き残ることができるのだろうか……。「現時点で筒香が開幕ロースター入りする可能性は極めて低い」という予想がほとんど。限りなく厳しい状況下だが、筒香に求められることは明確。打って打って打ちまくるのみだ。


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  • WBC招集選手がシーズン開幕後に昨季並みに活躍するのか、調子を落としてしまうのか、関係なく昨季よりも活躍するのか不透明。次リリースされたタイミングで日本球界復帰した方が
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