「ママは最善を尽くしたけど私を飼うことができませんでした」手放した愛犬の首輪に手紙を挟んだホームレスの女性、温かい支援で感動の再会(米)

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2023年02月01日 21:11  Techinsight Japan

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愛犬と再会を果たし、ギュッと抱きしめる飼い主の女性(画像は『McKamey Animal Center 2023年1月26日付Facebook「We have an incredible update about Lilo to share with you all....」』のスクリーンショット)
経済的な理由などから飼い犬を捨てざるを得なかったホームレスの女性が現地時間1月25日、動物保護施設のスタッフらの働きかけで愛犬と感動の再会を果たした。スタッフを動かしたのは、女性が「どうか可愛がってあげて…」としたためた愛犬の首輪に挟んだ1枚の手紙だった。英ネットメディア『LADbible』などが伝えた。

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米テネシー州チャタヌーガで現地時間1月24日、首輪とリードを付けたまま彷徨っていたメス犬が保護され、動物保護施設「マッケイミー動物センター(McKamey Animal Center)」に持ち込まれた。

その犬の首輪には飼い主だった女性(ママ)が書いたと思われる1枚の手紙が挟まれており、同センターのFacebookでメス犬の写真とともにシェアされた。

手紙は「私の名前は“リロ(Lilo)”。どうか私を可愛がってください」と書かれたもので、このように続いていた。

「ママは子供2人を抱えたホームレスで、私のことを飼うことができません。ママは最善を尽くしましたが、どうすることもできませんでした。私はお金がかかり過ぎるからです。でもママは私のことをとても愛しています。私は素晴らしい犬で、愛されることが大好きです。どうか私をいじめないでください。」

さらにこの手紙の片隅には「リロという名前を変えないで」と走り書きがあり、心を打たれたスタッフは「愛犬を“世話ができない”という理由で手放すことがどんなにつらいかよく分かる」と前置きし、女性にこう呼びかけた。

「あなたに知って欲しいの。リロが安全だということをね。リロは最高のケアを受け、スタッフやボランティアの人々に愛されるわ。リロという名前もそのままにするし、私たちはリロのための素敵な新しい家を見つけるため、ベストを尽くすでしょう。」

「でももしあなたがこれを読んでいたら、リロを取り戻すために名乗り出て欲しいの。リロの世話で必要なものがあれば、どんなことでも手助けするわ。できる限りのことをする。リロはあなたがいなくて本当に寂しいの。私たちが唯一望むのは、リロが愛する家族のもとに帰るのを見ることよ!」

「いずれにしても、私たちがあなたの状況を理解しているということを知って欲しいの。善悪の判断をするわけではないわ。私たちはあなたを助けるためにここにいるの。私たちができるやり方でね!」

そうして翌25日、事態は急展開を迎え、同センターはFacebookで嬉しいニュースをシェアした。それは飼い主の女性が見つかったこと、詳細は明かせないものの、女性が路上生活を脱し、リロと暮らすことができるようにするための支援が始まったというもので、女性がリロをギュッとハグする写真が添えられた。

一方で同センターには、リロの話を耳にした地元の人々を中心に「是非、女性を支援したい」「クラウドファンディングサイトを開設してはどうか?」といったコメントが殺到、スタッフはコミュニティの団結力、そして力強いサポートに感謝の言葉を述べ、こう伝えた。

「私たちは現在、地元の非営利団体らと協力し、女性のための長期的な解決案を模索しているところです。」


さらにその翌日、このストーリーは新たな展開を迎え、同センターはFacebookで次のような報告をした。

「リロとこの女性のように温かい愛と支援を受けられる家族はほんの一握りにすぎません。私たちはもっと多くの家族に支援の手を広げるため、経済的困窮などによりペットを手放さなければならない家族を援助するための『ザ・マック・ケアーズ基金(The MAC Cares Fund)』を開設しました。あなたが動物や家族たちの新たなヒーローになってくれることを期待しています!」


ちなみにこの投稿には、カメラを見つめる元気なリロの写真が添えられており、3日前の暗い表情とは対照的な、“明るい笑顔”が輝いているのだった。

画像は『McKamey Animal Center 2023年1月26日付Facebook「We have an incredible update about Lilo to share with you all....」、2023年1月25日付Facebook「Edit: Lilo’s mom has been located and we are working with the family.」、2023年1月27日付Facebook「We are truly blown away at the outpouring of support we have received in honor of Lilo and her story!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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  • アメリカは仕事を失うとあっというまにホームレスになると聞いたことがある。「救世軍」の食料供給システムがある理由かも。
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