ママスタ家事や育児など直接報酬を受け取らない労働に従事している専業主婦。掃除や洗濯、買い物、炊事などで日々慌ただしいものの、隙間時間にはゆっくりテレビを見たりお友達とランチに行ったりできるなど、楽しみもある生活ではないでしょうか。ただママスタコミュニティには「専業主婦って楽しくはないよね」というタイトルでこんな投稿がありました。
『専業主婦が楽しい人ってなんで？ 常に誰かと遊んでて楽しいってこと？ 一人でいて何が楽しいの？ 楽しくなさすぎてパートを始めちゃったよ』
8年間専業主婦を経験したという投稿者さん。当時のことを「ラクだったけど楽しくはなかった」と振り返っており、生活に満足していなかったためにパートを始めたとのこと。専業主婦を楽しいと感じている人に、その理由を尋ねていました。この投稿に対してどのようなコメントが集まったのでしょうか。
「専業主婦＝暇」ではないかも
『社会人、高校生（二人）、中学生がいるけど専業主婦だよ。 暇と感じたことはない』
投稿者さんのコメントを見る限り、「専業主婦＝時間がたくさんあるから一人でずっと過ごしてつまらない思いをするか、友達や子どもと遊んでいる」という認識があるようです。投稿者自身がそうした状態だったのでしょうか。しかし暇を感じたことはないという専業主婦であるママもいて、空き時間があるかどうかはその家庭の状況に関係しそうです。「専業主婦＝暇」と解釈をするのは早合点かもしれませんね。
同じ経済状況の友達がいれば楽しい？
「専業主婦は自由な時間を満喫できて楽しい！」とするママからは次のコメントがありました。
『専業友達と平日の昼間遊べるし習い事もできる。子どもにちょっと凝ったおやつを作ったりもできるし買い物も平日昼間の方が混まずにいい。同じような経済状態の友達がいないとつまらないかもね』
同じ専業主婦である友達となら、平日の昼間に一緒にランチへ行ったり互いの家に遊びに行くこともできそうですよね。ただ二人とも同じような金銭感覚でないと、「こんなところでお金を使いたくない」「頻繁にランチへは行きたくない」といった齟齬が生まれがちに。「一緒に遊ぶなら同じような経済状況の友達じゃないと楽しくないかも」という経験に基づく声も出ていました。
多趣味の専業主婦は大忙しかも
『もともと一人の趣味を満喫できる人には最高だと思うよ。ガーデニング、お菓子作り、映画ドラマ鑑賞、ゲームなどが趣味の人は一人の時間がいくらあっても足りないくらい』
『私は満喫してる。習い事、運動、買い物など自分の状況でスケジュールを組めるからストレスないかな』
投稿者さんは「専業主婦は一人でいて何が楽しいの？」と疑問を呈していましたが、一人でいることに楽しさを見出せる人や誰にも邪魔されずに没頭したい趣味がある人にとっては、一人でいることはまったく苦痛ではないようですね。
仕事より主婦業がしっくりくるタイプ？
『仕事をしてるときは仕事が中心で日々過ぎていって自由がない感じがしてた』
『産休育休取ってバリバリ働いてる友達は確かにキラキラしててすごく楽しそう。でも私は長年専業で今更働くとしてもパートだし働いてもストレスしかならないタイプ』
仕事も専業主婦もどちらも経験したママから「私には専業主婦が合っていた」というコメントがありました。仕事をして日々忙しくしているよりも、自分のペースにあったスケジュールを組み立てて家事育児をこなし、空いた時間で友達と会ったり好きな趣味を楽しんだりするほうが向いていたというママからの体験談も出ていましたよ。
専業主婦が合うかどうかは人による？
『楽しいか楽しくないかは自分で決めるから楽しい。他と比べないし現状に満足と感謝してるし、やっぱり自分だけの時間がたっぷり必要な性格だから専業が天職！ 常に誰かに依存してないし一人で楽しめる趣味もあるし旦那も理解してくれてる。専業でいることにいろいろ言う人もいて不快なこともあったけど所詮無責任な他人の戯言』
『毎日楽しくなくてもよくない？ 平穏に過ごせてるから満足してる』
専業主婦の経験があるママたちのコメントを読んでいると、「専業主婦の生活が合うかどうかはその人の性格や趣味、家庭や周囲の環境による」ということが見えてきました。仕事で忙しい友達を見て羨ましく思ったり、専業主婦でいることを他人からとやかく言われたりすることもあるかもしれません。しかし自分がどういう生活をしたいのか、旦那さんやお子さんの状況、仕事をしたい気持ちがあるのかなど、いろいろなことを踏まえたうえで専業主婦を選んでいるのだから誰かにどう思われようと関係はないですよね。「専業主婦でいさせてくれる旦那に感謝」というコメントもあり、ママと家族が納得しているのなら問題はないでしょう。「専業主婦って何が楽しいの？」と思う人もいるかもしれませんが、今回のママたちの回答を見て専業主婦生活の楽しみ方や人による向き不向きがあることなどがわかったのではないでしょうか。
文・AKI 編集・ササミネ イラスト・マメ美
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