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第7回:アプローチの基本の打ち方
ゴルフ歴3年になるタレントの雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受けてもらう連載。今回はグリーン周りのアプローチを学びます。基本の構え方がこれまでとは違うようで戸惑った雪平さんですが、はたしてうまく打てるようになったでしょうか。
【動画】↓↓↓
【クラブを短く持ってヒザを落として構える】
関浩太郎(以下関コーチ) アプローチ練習場に来ました。アプローチはいかがですか? 得意ですか?
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雪平莉左(以下雪平) いや、グリーン周りって緊張しちゃうので、私はミスが増える場所なんです。
関コーチ みなさんそうですよね。ではちょっと、雪平さんの今のアプローチの現状を見ますので、実際に早速打ってみてもらっていいですか。
雪平 はい。では打ってみます。
(アプローチを打ちます。ピンの右奥に転がっていきました)
ちょっと右に行っちゃいましたね。
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関コーチ そうですね。あと距離もちょっと飛びすぎちゃってますね。
雪平 はい。
関コーチ では構え方からです。いつもどおりに構えていただいて......。まずグリップですね。今はクラブを長く持っています。フルショットと変わらないところですね。これを一番短く持ってみてください。
雪平 短く?
関コーチ そうです。クラブを長く持てばそれだけ遠心力が大きくなって、ヘッドスピードが上がって、ボールが飛びます。短く持つと、同じ振り幅でもボールは飛ばなくなります。
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飛んでしまう構えで小さく振るよりも、短く持って飛ばない構えで大きく振る。そのほうがアプローチはやさしくなります。
雪平 なるほど。
関コーチ それからスタンスの幅も、広げると飛びすぎちゃいますので、なるべく狭くします。今この距離は20ヤード弱ですが、足はほとんど揃えるような感じで大丈夫です。ヒザも落とします。
雪平 へぇー。違和感がすごい!
関コーチ それで、打ち方なんですけれども。先ほどは少し右に行きましたよね。
雪平 はい。
関コーチ それは、バックスイングをインサイドに引きすぎているからです。バックスイングは右脇の横ですね。ここに上げて、そこから手首をコッキング(親指側に折る動き)します。これも横ではなく、右脇・右肩に向かって折る感じですね。
フォロースルーも反対に左脇の正面に持っていく。左脇に向かって折る感じです。これが基本になります。
それでは打ってみましょう。
雪平 いやー。違和感がすごいです。大丈夫ですかね......。ヒザを落として......。
(打ちます。ピンに寄りました)
あっ。距離感は。
【フェースの向きをピンに合わせる】
関コーチ 明らかに飛ばなくなったのがわかりますか。
雪平 はい。ピンを越えなくなりました。
関コーチ そうですね。あとはもうちょっと真っすぐ打ってみましょうか。
雪平 これ方向性はどうやって決めればいいんですかね?
関コーチ 方向性は、体の向きというよりは、フェースの向きですね。
雪平 フェースの向き!
関コーチ これが目標に向いているかどうか。体を目標に向けちゃうと、フェース面は右に向きがちなので、まずフェース面を目標に向けて、それに合わせて足と肩を揃えます。
雪平 はい。(もう1球打ちます。ショートしますが、方向性はよくなりました)
関コーチ オーバーばかりだったのにかなり飛ばなくなりますよね。方向もよくなりました。飛ぶ距離が短くなったので、もう少しクラブを長く持っていただくといいと思います。
雪平 (もう1球打ちます。今度はピンにしっかり寄りました)
おお〜!
関コーチ こういう感じですね。最初は長く持って飛びすぎちゃって、短く持ったら今度は飛ばなくなったので、ちょうどいい長さでクラブを持ってうまくいきました。
雪平 そうですね。
関コーチ やはり人によって距離感って違うので、ここでは短く持つと飛ばなくなるんだというのを理解していただいて、ちょうどいいところを探していただくといいかなと思います。
雪平莉左
ゆきひら・りさ/1994年6月17日生まれ。愛知県出身。趣味:競馬、ゴルフ、映画鑑賞。特技:ダイビング、乗馬、いちごの大食い。
1st写真集『とろける。』が好評発売中。
Twitter:@risa_yukihira
Instagram:risa_yukihira
関浩太郎
せき・こうたろう/1974年生まれ。カリフォルニアで最新スウィング、クラブ、トレーニング、メンタル理論を学びミニツアーを転戦。帰国後はクラブ職人に弟子入りしフィッティング理論、クラフト技術を習得。これまでのレッスン生は10.000人以上、リシャフト本数10.000本以上、クラブ&シャフト試打年間400本以上。SEKI GOLF CLUB目黒主宰。年間のベストスコアの達成者数は15年連続で100人以上。