マンUのグリーンウッドへの起訴が取り下げ…昨年1月に暴行容疑で逮捕

　マンチェスター・Uのイングランド人FWメイソン・グリーンウッドに対する起訴がすべて取り下げられたようだ。2日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　現在21歳のグリーンウッドはマンチェスター・Uの下部組織出身で、背番号「11」を着用するなど、将来を期待されていた。しかし、昨年1月に自身の恋人に対する暴行やレイプ、殺害脅迫などの疑いで逮捕。その後、レイプ未遂、支配的で強制的な行動、実際に身体的危害を与えた暴行などの罪で起訴され、マンチェスター・Uでの活動が停止となっていた。

　しかし、報道によると、主要な目撃者が関与を撤回したことを受け、起訴はすべて取り下げられたという。検察庁の広報担当者は「私たちには事件を継続的に審査する義務がある。この事件は、主要な証人の撤回と新たな証拠が判明したことで、有罪判決の現実的な見通しがもはやなくなったことを意味している。このような状況から、私たちには事件を中止する義務がある」と説明した。

　これを受け、グリーンウッドは代理人を通じ、「この問題が解決したことに安堵している。支えてくれた家族、愛する人、友人に感謝している。現時点で、これ以上のコメントはない」と声明を発表している。

　また、マンチェスター・Uも声明を発表。「メイソン・グリーンウッドに対する起訴がすべて取り下げられたという検察庁の決定を認識している。クラブでは次のステップを決定する前に独自のプロセスを実施する。このプロセスが完了するまでこれ以上のコメントは差し控える」と伝えている。

　これに伴い、グリーンウッドはマンチェスター・Uの公式サイトの選手リストに復帰。しかし、『BBC』は同クラブが声明で発表したプロセスが完了するまで同選手がトレーニングなどに参加することはないと伝えており、活動停止がすぐに解除されるかは不透明となっているようだ。