レアルが誇る“ワン・クラブ・マン”、ナチョが去就に言及「マドリーで幸せだけど…」

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2023年02月03日 17:10  サッカーキング

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直近の公式戦5試合はすべてスタメン出場しているナチョ [写真]=Icon Sport via Getty Images
 レアル・マドリードに所属している元スペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが自身の去就について語った。スペインメディア『マルカ』が3日に同選手のコメントを伝えている。

 ラ・リーガ第17節延期分が2日に行われ、レアル・マドリードはバレンシアを2−0で下した。試合はスコアレスで迎えた52分、スペイン代表MFマルコ・アセンシオの強烈なミドルシュートでレアル・マドリードが先手を取ると、その2分後にはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが左サイドを独走し、そのままゴールネットを揺らした。試合はこのままタイムアップを迎え、2位のレアル・マドリードは首位バルセロナとの勝ち点差を「5」とした。

 ナチョは同試合でフル出場を果たした。今シーズンは序盤からベンチを温める試合も多かったものの、直近の公式戦5試合では全試合にスタメン出場。最終ラインに負傷者が続出しているというチーム状況により、右サイドバックを中心に出場機会を増やしている。バレンシア戦ではブラジル代表DFエデル・ミリトンの負傷交代に伴い、前半の終盤からは左のセンターバックでプレー。安定感抜群のパフォーマンスでチームの勝利に貢献した。

 試合後、ナチョは「今、僕はとても多くの試合に出場している。それをみんなが望んでくれていることも影響して、僕はとても幸せな時間を過ごせているよ。今日は勝利できて嬉しい。これからもすべての瞬間を楽しんでいきたい」と充実感を露わにした。

 レアル・マドリードとナチョの契約は今季限りで満了を迎えるが、現時点で新契約は締結されていない。11歳でレアル・マドリードの“カンテラ”に入団し、以降は“ワン・クラブ・マン”としてレアル・マドリード一筋のキャリアを過ごしているが、今シーズン限りでクラブを離れる可能性も低くはなくなっている。自身の去就について、ナチョは「僕の家、マドリーで幸せなんだ。お金や他チームの問題ではなく、個人的な感情の部分だ。正直に話したいけど、今は話せない」とコメント。「今のところ、僕はここで幸せだし、クラブもそれをわかってくれている。すべてはなるようになる。あと数カ月で決断しなければならないが、きっとベストなものになると思うよ」と話すにとどめた。

 直近の公式戦5試合こそ先発でピッチに立っているものの、今季全体で見るとナチョは公式戦19試合の出場となっている。スタメン出場はわずか11試合のみ。プレータイムの少なさについて、ナチョは「レギュラーとして出場できていないこと、出場リズムが乱れていることについては複雑な気分だ。でも、チームに必要とされた時にはしっかりとプレーしてきたと自負している」と率直な心境を吐露。「今はより“選手”としての実感を得られているね。でも、これからのことは決して簡単ではないだろう。自分に最も合っていると感じるポジション、センターバックでのレギュラーを目指したいと思っている。プレーでチームを助けられたらそれが最も幸せだ」と話した。
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