
仕事で交渉する場面がよくあるのですが、提案を断ったり見送ったりする際はなるべくその理由を伝えるのですが、時々「どうしても!」と食い下がられることがあって困ってしまいます。お互いにとっていい感じのところで着地するのが理想ではありますが、「これはないな」とすでに断ることが決まっているときもなるべく説明をするようにしています。こちらとしては、ここまで説明しているのだから「察してよ」という気持ちです。私が説明しすぎなのでしょうか? 仕事での交渉の仕方がいまだにわかりません。。
「どうしても!」は交渉じゃない…「どうしても!」と食い下がるからには、こちらが譲歩してその提案に乗った場合、どんなメリットがあるのか、どれほどの利益が見込めるのか、具体的かつ明確に説明する必要がありますよね。
もはや万策も尽きて丸腰になったところで「どうしても!」と食い下がるのは、もう交渉でもなんでもない単なる泣き落とし、自分を人質に取った脅迫でしかありませんよ。
断る側からしてみれば罪悪感で後味も最悪だし、良きところで退いてくれれば次の機会で印象も悪くはならないのに、そんなことをされたら二度とその人と交渉はしたくないと拒絶反応が起こってしまいます。
今後のことを考えても引くべきところで引いたほうがその人のためなんですけどね。
|
|
困ったことに世の中には「ゴネればなんとかなる」と思っている人が一定数いるようです。
実際にゴネればなんとかなっちゃうことも多々あるのが頭の痛いところ。
いわゆる「ゴネ得」が通用してしまうこともある優しい(?)世の中ですから、「なんとかなるさ」と無策で特攻してくる困ったちゃんが後を絶たないんですよね。
またその「なんとかなるさ」というマインドをポジティブ思考だと称賛する人もいる始末。
「なんとかなるさ」でなんとかなってきた人は知らないんですよ。
|
|
それをなんとかしてきたのはお前ではない、違う誰かだということをね。
ゴネる人からは嫌われたほうが正解そんな人にお引き取り願うためには、一通りの説明をしてお断りの言葉を掛けたら後は黙っていることですよ。
「どうしても!」と言われてまた改めてイチから説明をしても、やつらはほぼ脊髄反射で「どうしても!」とか「そこをなんとか!」とか、リアクションでゴネるマインドになっているのです。
説明してはゴネる、説明してはゴネるの繰り返しにしかなりませんから。
誠実にお断りした後はゴネるターンを与えないように黙って軽く会釈でもしてこちらから立ち去ってあげましょう。
|
|
沈黙ほど取り付く島もない対応はありませんからね。
そういう人には嫌われてもいいんです。
いや、むしろ嫌われたほうがいいんです。
「なんとかなるさ」という他力本願なポジティブ思考を持っている人に懐かれても迷惑なだけですから、嫌われるべき人にはきっちり嫌われておきましょう。