獲った魚をボートに載せた8歳男児(画像は『Huntmaster 2023年1月30日付TikTok「#shark #sharkattack #foryou」』のスクリーンショット)豪シドニー在住の男性が1月30日、TikTokに動画を投稿したところ4日間で再生回数1800万回を超えた。動画には、8歳の男児がスピアフィッシング(銛や水中銃などで魚を捕らえる漁法)で獲った魚をボートに置いた瞬間、サメが飛び込んできて男児の胸に噛みつく姿が映っていた。豪ニュースメディア『7NEWS Australia』『9News』などが伝えている。
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豪シドニーを拠点に釣りやスピアフィッシングの様子を発信しているTikTokユーザー「Huntmaster」さんが先月30日に動画を投稿したところ、瞬く間に話題を呼んだ。
動画には、豪グレートバリアリーフ南部のレディ・マスグレーブ島で家族とともにスピアフィッシングを楽しむマンニ・アラム君(Manni Alam、8)が映っている。
ウェットスーツを着たマンニ君は見事に獲物を捕らえたようで、ハシゴに掴まってボートに上がろうとしていた。
その時、カメラを手にした父ラドワン・アラムさん(Radwan Alam)が「マンニ、獲ったものを見せてごらん」と声をかけると、マンニ君は水中から大きなコーラル・トラウト(スジアラ)をボートの縁に載せた。
すると魚を掴んでいたマンニ君の左手側から小型のサメが勢いよく現れ、マンニ君の左胸に噛みついたのだ。
驚きと衝撃でマンニ君はコーラル・トラウトを水中に落としてしまい、ラドワンさんの叫び声で動画は終了している。
楽しい釣りが悪夢の瞬間となってしまうような光景だが、このサメが小型のグレイ・リーフシャーク(オグロメジロザメ)だったこともあり、マンニ君に怪我はなかったそうだ。
グレイ・リーフシャークはグレートバリアリーフなどのサンゴ礁で見られ、ダイビングやシュノーケリングで目撃される全長2メートルほどの小さなサメだ。
グレートバリアリーフ周辺では餌付けをするツアーなどもあり、グレイ・リーフシャークは人に対して攻撃的ではない。しかし一方で、今回のようにスピアフィッシングの獲物を狙うという偶発的な行動も見られるようだ。
マンニ君は当時を振り返り、サメに噛まれた瞬間をこのように語っている。
「(獲物を)見せようと思って、(カメラを持ってきてもらうまで)水中で魚を掴んでいたんだ。」
「そうしたらサメが襲ってきたんだよ。」
「軽く噛まれた感じで、少し胸が痛かったけどそれだけだよ。」
スピアフィッシングでは自ら水中にダイブするため、魚の流した血のニオイに惹かれたサメと遭遇することもしばしばあるそうだ。
なお今回の動画を見た人からは、以下のようなコメントが寄せられている。
「(噛まれたのが)小さなリーフシャークでラッキーだったね。」
「赤ちゃんサメでよかったよ!」
「この子が無事でよかった。」
「彼は僕より度胸があるよ。」
「心臓が止まるかと思った! 彼が無事であることを祈る。」
画像は『Huntmaster 2023年1月30日付TikTok「#shark #sharkattack #foryou」「#foryou #top #g」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)