スペイン出身のデザイナー パコ・ラバンヌ(Paco Rabanne)氏が、2月3日に死去した。享年88。
同氏は、1934年スペイン生まれ。内戦を逃れ、フランスへ渡り、パリ国立高等美術学校で建築を学んだ。1966年にブランド「パコ ラバンヌ(Paco Rabanne)」を設立し、オートクチュールデビューを果たす。プラスチックや金属といった特殊な素材を使用したドレスなどを製作し、革新的なファッションで1960年代のファッションシーンに一大旋風を巻き起こした。その後、1969年に香水「カランドール」を発表し、またプレタポルテに進出した。
パコ・ラバンヌを傘下に持つプーチ(PUIG)会長兼CEOのマーク・プーチ(Marc Puig)は、「プーチのファッションとフレグランスのチームにとって、彼は重要なインスピレーションの源であり、パコ・ラバンヌ氏のラディカルでモダンなコードを表現するために、常に協力し合っているのです。彼の家族と彼を知る人々に、心からの哀悼の意を表します」とコメント。また、パコ・ラバンヌの公式インスタグラムでは「20世紀の最も影響力のあるファッション人物の中で、彼の遺産はインスピレーションの源であり続けるだろう」と敬意を表した。
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