手の上でユラユラと動く生きものを撮影した映像がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で再生数3万回を突破しています。
話題となっているのはベルギーのアントウェルペンで撮影された映像。撮影者さんの手の上にいるのは、擬態昆虫「オオコノハムシ」のメス3匹です。枯れ葉のように少し茶色くなっている部分や、かじられたようなデザイン、葉脈のように見える模様が本物の葉っぱにそっくりで、その擬態能力の高さに驚かされます。
オオコノハムシは脱皮を繰り返しながら成長する昆虫で、動画内のオオコノハムシたちは、あともう1回脱皮すれば成虫になる段階にいるそうです。最終的に体長は10〜11センチほどになるとのこと。
オオコノハムシは見た目が葉っぱに似ているだけではありません。実は葉っぱに見えるような演技(?)にも磨きをかけていて、通常なら人間に捕まるようなことがあれば、ぴたっと動かなくなってしまう「擬死行動」、いわゆる“死んだふり”をするんだとか。
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しかし映像のオオコノハムシたちは警戒心がないのか、手の上でユラユラと動き回っています。実はこのユラユラした動きも葉っぱに見えるようにするための工夫の一つ。なんだかウキウキと楽しそうにしているように見えてかわいいですね。
コメント欄には「葉っぱが風になびくような動きをしている! かっこいいなあ」「こんな昆虫がいるなんて知らなかった。葉っぱの見方が変わるね」「お互い葉っぱと間違えてかじっちゃったりしないのかな?」などの声が寄せられています。オオコノハムシたちの上手な擬態とユラユラした動きが、多くの人の関心を集めた動画でした。
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