主演映画『茶飲友達』初日舞台あいさつに登壇した岡本玲 俳優の岡本玲(31)が4日、都内で行われた主演映画『茶飲友達』初日舞台あいさつに登壇。初日を迎えた心境について「ワークショップオーディションが2021年2月に行われて、そこから2年経ってようやく皆さんの元に届けることができました。長かった!!見ていただいてうれしい!という気持ちでいっぱいです」と喜びを語った。
【動画】岡本玲と7人の淑女たちが舞台を華やかに彩る 同作は、高齢者売春クラブが摘発された事件が題材となっている。マナは、新聞の三行広告に「茶飲友達、募集。」と掲載し、集まってきた男性の元へ高齢女性を派遣するビジネスを始める。「ティー・フレンド」に在籍する通称“ティー・ガール”たちの中には、介護生活に疲れた女性、ギャンブルに依存した女性などさまざまな事情を抱える者がいた。
印象深かったシーンには「全てのシーンが印象深かった、というのが本当の気持ちなんですけれども、ラストの取り調べのシーンは思い出に残っています。初めにいただいた台本から、実際は倍ぐらいのシーンになりまして。というのも、撮影している過程で、私が本当にみんなと仲良くなって、本当のファミリーのようになっていったんですが、その姿を見た監督が、『マナに対してはこういう言葉を投げかけるべきだ』というものを見出してくださり、シーンを作り直してくださったんです。自分の中でとても大きなシーンになりました」と明かした。
最後にメッセージを求められると「初日の初回というのは1回しかない回なので、その回を皆さんに観ていただけて幸せに思います。賛同したり嫌悪感を持ったり、今の社会に対して自分がどういう見方をしているのか、自分のスタンスを実感するような作品になった気がしています。皆さんが社会に対して思うことを話すきっかけになったらいいなと思います。きょうはありがとうございました」とあいさつし、締めくくった。
岡本のほか 渡辺哲(72)、磯西真喜(61)、海沼未羽(22)、外山文治監督(42)も登壇した。