クルトワが股関節の負傷でクラブW杯を欠場へ…CLリヴァプール戦の復帰に照準？

　レアル・マドリードのベルギー代表GKティボー・クルトワは、マジョルカ戦前のウォーミングアップで股関節を負傷し、戦線離脱を強いられるようだ。5日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

　敵地でのマジョルカ戦に先発入りする予定だったクルトワだったが、試合直前のウォーミングアップ中に股関節を痛めた模様。ピッチ内でメディカルスタッフらと状況を話し合う姿が見られた後、控えに入っていたGKアンドリー・ルニンが急きょ代わりにスタメンに入ることが発表された。

　今回の負傷によるクルトワの離脱期間はまだ明らかになっておらず、現地6日に検査を受けた後に判明すると考えられている。しかし『マルカ』は、モロッコで開催されているFIFAクラブワールドカップ2022への出場は難しいという見解を伝えている。レアルは8日、準決勝でアフリカ王者のアル・アハリ（エジプト）と対戦し、勝てばフラメンゴ（ブラジル）対アル・ヒラル（サウジアラビア）の勝者と決勝戦を、負ければその敗者と3位決定戦を11日に戦う。

　『マルカ』の見解では、クルトワはクラブ世界一をかけた戦いに同行せず、21日に控えるチャンピオンズリーグ・決勝トーナメント1回戦・ファーストレグのリヴァプール戦を目標に復帰するのではとしている。レアル・マドリードは、前節のバレンシア戦でカリム・ベンゼマ、エデル・ミリトンが負傷離脱する事態となっており、守護神の離脱はさらにカルロ・アンチェロッティ監督の頭を悩ませることとなりそうだ。