瀬戸内寂聴さん (C)ORICON NewS inc. 2021年に亡くなった作家の瀬戸内寂聴さんの秘書・瀬尾まなほ氏が6日、自身のインスタグラムを更新。寂聴さんの関係者を語った詐欺への注意を呼びかけた。
【写真】瀬戸内寂聴さんの”美人秘書”として話題となった瀬尾まなほさん インスタでは「故 瀬戸内寂聴の関係者の名を語った詐欺に御注意ください」の書き出しで「故 瀬戸内寂聴の関係者や後継者を名乗って投資話を持ち掛けたり、私 瀬尾まなほを名乗って金銭の授受を要求する連絡が来た等、複数ご相談いただいております」と説明。
「故 瀬戸内寂聴の実際の関係者、また、私 瀬尾まなほが、金銭の授受に関係するお話を持ちかけたり、メールや電話をすることは絶対にありません」と伝え「上記のような連絡があった場合には、決して信用せず、まずは警察にご相談いただきますようお願い申し上げます」と記した。
寂聴さんは1922年、徳島県生まれ。東京女子大を卒業。1957年『女子大生・曲愛玲』で新潮同人誌賞。1961年『田村俊子』で田村俊子賞。1963年『夏の終わり』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる。
1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞。1996年『白道』で芸術選奨文部大臣賞、2001年『場所』で野間文芸賞。2011年『風景』で泉鏡花文学賞を受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年、文化勲章受章。近著に「愛することばあなたへ」(光文社)『いのち』(講談社)『97歳の人生相談』(kindle版、講談社)など。2021年11月9日に永眠(享年99)。