マンC相手に意地の勝利…トッテナム監督代理は「皆に賛辞を贈る」とチームを評価

　トッテナムのアシスタントコーチである、クリスティアン・ステッリーニ氏が6日、クラブ公式サイトでコメントした。

　トッテナムは5日、マンチェスター・Cとホームで対戦。試合は、15分にイングランド代表FWハリー・ケインのクラブ歴代最多となる267得点目とプレミアリーグ通算200得点目のメモリアルゴールで先制。その後はマンチェスター・Cに押し込まれ、終盤にはアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが、この日2枚目のイエローカードを頂戴して退場処分となるも、最後まで得点を許さず試合はこのままタイムアップ。リーグ戦2連勝を飾り、4位ニューカッスルと勝ち点差「1」に詰めただけでなく、『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』でのマンチェスター・C戦で、全公式戦5試合連続となるクリーンシートでの勝利となった。

　試合後、胆嚢炎の手術でベンチに入れなかったアントニオ・コンテ監督に代わり、代理で指揮を執ったステッリーニ氏がインタビューに応じた。

「このこと（コンテ監督の手術・療養）についてチーム全員と話し合った。我々の戦術としては、直近の対戦の前半のようにプレーし、ゴールを守りたいという気持ちを持ち続けることだった。前回の対戦では、インテンシティが落ちてしまったかもしれないが、今日は誰も落とさず、諦めることはなかった。皆に賛辞を贈りたい」

「（マンCは）得点出来る力、そこから畳みかけてくる力があるが、（そのような状況でも我々は）決して諦めることなく、素早く全てのスペースをカバーし、DFラインとMFを上手く動かしてスペースを埋めることが出来た。クリーンシートは非常に重要だ。我々には素晴らしいDFラインがあるから、そのスキルを活かさないといけない」

　また、コンテ監督とは試合後に話もしたそう。「アントニオはとても幸せだったよ。彼は皆、特にハリー（・ケイン）に誉め言葉をあげたいと思っていたよ。話をして、アントニオはこの瞬間に満足しているから、チームに休日を与えた。チームの皆は幸せだ。誰にとっても幸せだし、素晴らしいこと。特にアントニオは今日、どのように苦しんでいたか想像出来るからね」

　意地で勝利をもぎ取り、チャンピオンズリーグ出場権争いに踏みとどまったトッテナム。次節は11日に、アウェーでレスターと対戦する。