なぜ「NEW ERA」が日本のサッカー界に進出することになり、「SHIBUYA CITY FC」とサプライヤー契約を結ぶに至ったのか−−。その経緯について、SHIBUYA CITY FCの小泉翔代表と、そのキッカケとなった張本人で、今年から同クラブの執行役員に就任した元Jリーガーの田中裕介さんに“舞台裏”をうかがった。
【1】逆オファーから二足の草鞋生活へ 【2】もっと若い人たちをサッカーで盛り上げたい 【3】唯一無二のユニフォームデザイン 【4】クラブへの投資で新ユニを入手?! 【5】新指揮官の下、新たな戦闘服で新時代へ ■逆オファーから二足の草鞋生活へ 2005年に横浜F・マリノスでプロとしてのキャリアをスタートさせた田中さんはその後、川崎フロンターレを経てウェスタン・シドニー(オーストラリア)に加入。再び日本に戻ると、セレッソ大阪での活躍を経て2018年からはファジアーノ岡山に所属し、2022年にSHIBUYA CITY FCへ。年明けに昨季限りでの引退と執行役員就任を発表したが、実は昨季も会社の業務をこなしながら選手としてプレーするなど、二足の草鞋を履いていた。
実はNEW ERAの人たちと繋がっていて、「SHIBUYA CITY FCのユニフォームのサプライヤーがNEW ERAになったとしたらインパクトがあるし、クラブのヴィジョンというか、もっと若い人たちをサッカーで盛り上げたいというか、日本サッカー全体のファン年齢層が上がっているという課題がある中で、若者のカルチャーのど真ん中にいるブランドさんと一緒にやっていくという文脈が、SHIBUYA CITY FCにとって凄くポジティブに働くと思う」みたいな話をされたときに、それができたら凄いことになるなと。
ーーどれくらい前から温めていたアイディアだったんですか? 田中さん:最初に展示会に行ったときですね。行ったときにパーッと見て、すぐに思いました。もちろんNEW ERAさんという存在は知っていたんですけど、どういったアパレルがあるのかとかは、はっきり見ていなかったので。パッと見た時にSHIBUYA CITY FCと同じく白と黒がベースで、最初はユニフォームのイメージは湧いてないんですけど、練習着とか移動着も含めていいかもとは、すぐに思いました。その時は挨拶だけして、でも抑えきれず、2回目に会った時には提案していましたね。実は…っていう(笑)
■クラブへの投資で新ユニを入手?! 世界初のNEW ERA社製ユニフォームで注目を集める「SHIBUYA CITY FC」だが、これまでにない都市型フットボールクラブを目指し、様々な試みにも挑戦している。そのひとつが、トークンを発行すると同時に支援を募る、Web3時代のあたらしいクラウドファンディング「FiNANCiE(フィナンシェ)」というサービスの導入だ。
そして今回、1月末まで販売される追加トークンを購入すると、注目を集めているSHIBUYA CITY FCの新ユニフォームをいち早く入手することが可能となる。小泉代表も「要はトークンを買って、かつユニフォームも付いてくるというのは、シンプルにお買い得」と語ってくれたように、最も安い3万円のトークンを購入しても、ユニフォーム自体が1万5000〜1万8000円くらいであるため、資産にもなるトークンを手にしながら、話題のユニフォームも手にできるチャンスになっている。
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■新指揮官の下、新たな戦闘服で新時代へ 2019年に株式会社化し本格的にチーム強化を開始した「SHIBUYA CITY FC」は昨年、元日本代表で解説者の戸田和幸氏をテクニカルダイレクター兼コーチとして招聘。東京都リーグを勝ち抜き関東他県の代表チームが集まるトーナメント戦に初出場を果たしたが、あと一歩のところで昇格を逃すことになった。
小泉代表:去年1年やっていて思ったのは、NEW ERAさんの話とかは田中が来なかったら成り立たなかった話で、SHIBUYA CITY FCというチームが僕らを想像していないところに連れて行ってくれる感覚がすごく強く、そういった時にいつでも食いつける状態でいたいとは思っているので、まだ何が起こるかわかっていないというのが正直なところです(笑)。