
前回からの続き。数年前の話です。私の名前はミカ。旦那のコウタと結婚してはじめての正月。義母は私に料理をするよう言いつけて、「できない……」とうろたえる姿を見ようと試みます。しかし幼い頃から実家で料理を仕込まれていた私は、すべてそつなくこなし、義母を悔しがらせたのでした。正月の帰省も終わり、飛行機で帰る途中、義実家の台所で繰り広げられていたことをコウタに話します。
その翌日、予想もしない人から電話がかかってきました。東北に住む義姉(コウタの姉)です。ふたりで聞いていいとのことで、私はスピーカーをONにします。義姉はあの後、私たちより一日遅れて義実家を後にしたそうですが……。


コウタや義姉が「私を守る」ときっぱり言い切ってくれたので、私はこの先もやっていけると確信しました。いいえ、それどころか、コウタと義姉を懸け橋にして、義母ともう少し仲良くできるのでは……とも思えるようになってきました。
今もまだ癖はかなり強い義母ですが、嫁として認めてもらえ、嫁姑の関係も改善できたように思えます。しかし元来の性格は変わらないので、失言することもよくあり一緒にいると疲れます。だけど帰省が終わるとコウタが「おつとめご苦労様でした!」と言って、美味しいケーキなどを買ってくれるので、次も帰省してもいいかな、という気持ちになるのです。これからもほどよい距離で、義母とお付き合いしていくつもりです。
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