貯金用口座はどの銀行がおすすめ?貯まる銀行3選

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2023年02月07日 20:31  All About

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お金が貯まらないと思っている方は、目的別に銀行口座を使い分けるのがおすすめです。貯金用口座を作り、その口座からは引き出ししない、と決めるとお金が貯まりやすくなります。この記事では貯金用口座としておすすめの銀行3選をご紹介します。

貯まる秘訣は目的別に口座を使い分けること

貯蓄をしたいとは思っても、なかなかお金が貯まらない……。そんな悩みを抱えている方も多いのでは?

貯まらない理由は、お金の流れが整理されていないから。給与が振り込まれるメインの銀行口座にお金を預けっぱなしにしていると、何にどれだけお金を使ったかが把握しづらいもの。逆に、複数の銀行口座にやみくもにお金を分散しておくのも、お金の出し入れを集約しきれない原因になります。

そこでおすすめなのが、銀行口座を用途別に使い分けること。口座を分けることで家計管理がしやすくなり、自然とお金が貯まる仕組みを作ることができるのです。

「生活用口座」「特別支出用口座」「貯金用口座」の口座を用意しよう

使う用途別に口座を持つと、お金の流れが把握できるほか、使い過ぎの防止に役立ちます。メインの「生活用口座」とは別に「特別支出用口座」「貯金用口座」を作ることをおすすめします。

では、それぞれの役割について見ていきましょう。

・「生活用口座」
普段の生活費をプールしておく口座です。クレジットカードや水道光熱費、通信費などの自動引き落とし分、日々の生活費の現金の引き出しをこの口座に集中します。給与振込される口座を生活用口座とするといいでしょう。

・「特別支出用口座」
帰省費や冠婚葬祭費、家電や家具の買い替えなど、急に必要になるお金を確保しておく口座です。予算取りをしたら使ってしまわないように、生活用口座とは別に用意します。

・「貯金用口座」
有利に貯金するために活用する口座です。給与が入ったら生活用口座から貯金分を移動させます。このひと手間で、生活用口座に入れっぱなしでお金を使い切ってしまったということがなくなります。

なお、生活用口座でお金が余ったら、残りを貯めようとするとなかなか貯まらないもの。貯蓄できるお金を先取りして、少しでもいい金利で預けるようにしましょう。

貯金用口座におすすめの銀行3選

少しでも貯まるように、「貯金用口座」には金利が高めの「ネット銀行」がおすすめです。普通預金金利は現在、大手銀行で0.001%程度で、100万円を1年間預けても受け取れる利息は10円(税引き前)です。

ところがネット銀行なら、金利100倍ということも珍しくありません。低金利時代だからこそ、この差は大きいと考えるべきでしょう。

それでは数あるネット銀行の中から、好金利であるほか使いやすさも考慮して選んだ、「貯金用口座」におすすめの銀行を3つご紹介します。

イオン銀行……銀行との取引があるほど金利がUP

普通預金金利:0.001%〜0.10%
定期預金:0.01%(1年もの)

イオン銀行は実店舗もあり、ネット銀行と従来からある銀行とのハイブリッド型ともいえる存在。そのため、店舗で資産運用や住宅ローン、保険などの相談もできるため、「わからないことは対面で相談したい」という人には安心でしょう。

イオン銀行には、対象取引に応じてスコアが貯まり、決定したステージごとの特典を受けられる「イオン銀行Myステージ」というサービスがあります。ステージにより、通常0.001%の普通預金金利がプラチナステージなら0.10%と、10倍の金利に優遇されます(ブロンズステージ0.01%、シルバーステージ0.03%、ゴールドステージ0.05%)。

また、適用ステージに応じて、他行宛振込手数料や他行ATMでの入出金手数料が最大5回まで無料になるなど、使い勝手のよさも魅力です。

対象取引には、イオンカードセレクトまたはキャッシュ+デビットの保有や、イオンカード利用代金の引き落とし、インターネットバンキングの登録、積立式定期預金や投信自動積立の口座振替、投資信託残高、NISA口座の開設、iDeCo掛金の口座振替などがあります。

そのため貯蓄や資産運用をイオン銀行に集約させることでステージをアップすることができます。

なお定期預金の金利は、預入期間に関係なく0.01%なので、適用されるステージによっては、普通預金のままでも有利に運用することができます。

住信SBIネット銀行……自動振替機能付き!10つまで作れる目的別口座が便利

普通預金金利:0.001%〜0.010%
定期預金:0.20%(1年もの)

SBI証券と連携した円預金「SBIハイブリッド預金」であれば、通常0.001%の普通預金金利が0.010%に優遇されます。SBIハイブリッド預金からSBI証券への資金移動が簡単に行えるので、投資信託や株式投資など「証券会社で資産運用がしたい」という人は、セットでの口座開設がおすすめです。

また、1年ものの定期預金の金利は0.20%と好金利なので、1年以上先に使う予定のあるお金であれば、定期預金に預け入れると有利です。

住信SBIネット銀行では、代表口座とは別に、好きな名前をつけて10つまで口座を管理できる「目的別口座」があります。目標金額や期日を設定して達成状況を確認することができるほか、金額やタイミングを設定して代表口座から自動振替することができます。

つまり、毎月代表口座に資金をプールしておけば、預け分けの手間を省いて、コツコツ貯蓄を積み重ねていくことができるというわけです。「特別支出用口座」の預け先としても利用しやすいでしょう。

また、取引実績によって優遇サービスが変わる「スマートプログラム」があり、ランクに応じて、ATM手数料や他行宛振込手数料の無料回数の優遇が受けられます。なお、ランクにかかわらずATMでの入出金は月2回まで、他行宛振込手数料は月1回まで無料なので、トータルでは使いやすいといえます(住信SBIネット銀行および三井住友信託銀行の口座あての振込手数料は無制限で無料)。

楽天銀行……証券口座と連動させれば普通預金金利が0.10%!

普通預金金利:0.02%〜0.10%
定期預金:0.15%(1年もの)

住信SBIネット銀行と同様に、楽天証券と連動した円預金「マネーブリッジ」なら、通常0.02%の普通預金金利が0.10%に優遇されます。いずれは証券会社で積極的に投資がしたいという人なら、楽天証券に口座を作っておいてソンはないでしょう。

また、​​1年ものの定期預金の金利は0.15%と普通預金金利よりも有利なので、ある程度資金が貯まったら、定期預金に預け入れることでコツコツと利息を稼ぐことができます。

楽天会員の情報と楽天銀行の口座情報を連携することでエントリーが完了する「ハッピープログラム」という優遇プログラムでは、取引ごとに楽天ポイントが貯まります。

貯まったポイントは1ポイント=1円として、振込手数料やデビットカードの支払い、外貨預金の預け入れに利用することができます。

また、ハッピープログラムのステージに応じて、ATM手数料や他行宛振込手数料の無料回数の優遇が受けられます。残高が10万円以上あればATM手数料と他行宛振込手数料が月1回無料になるので、ある程度まとまったお金を預けておけば、優遇の恩恵を受けることができるでしょう。
貯金用口座におすすめのネット銀行の特徴


貯金用口座を上手に活用して貯まる生活を送ろう

いずれの銀行も、普通預金または定期預金は好金利なので、先取りした分をコツコツ増やしていくのに適しています。

ただしこの低金利では、円預金だけでは大きく増やすのは難しいもの。住信SBIネット銀行と楽天銀行は証券会社への資金移動が簡単にでき、イオン銀行は外貨預金や投資信託といった投資商品のラインナップが豊富です。

そのため、ある程度まとまった金額が貯まり資金に余裕が出てきたときに、もっと増やすための投資商品にチャレンジしやすいのが特徴といえるでしょう。

このように、ネット銀行には金利以外にも有利なサービスがあります。それぞれの特徴を押さえつつ、用途に合わせて銀行を使い分けるといいでしょう。

※情報は2022年12月28日時点のものです。
※投資商品には元本割れ等のリスクがありますので、ご注意ください。

文:滝田 知歩(マネーライター)

広告のディレクター、編集プロダクション勤務を経て、フリーランスの編集&ライターとして独立。現在は多くの雑誌・web等で、お金初心者向けの実践的でわかりやすい記事の編集、ライター業務に携わっている。
(文:滝田 知歩(マネーライター))

このニュースに関するつぶやき

  • 確かにイオン銀行が一番金利良いしね…でも、ミニストップが近くに無いのが田舎の残念な処。店舗さえ開いていれば、夜中でも引き出し無料だし…現実的に7銀行になるんだよな…旅行行く時とか大抵有るし…となると郵貯もどこにでもある気配
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