SNS動画900万回再生の『Seventeen』専属モデル・石川花、“等身大の夢”告白「新しい可能性が生まれそう」

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2023年02月08日 12:00  ORICON NEWS

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三刀流や海外進出への野望を明かした石川花 (C)ORICON NewS inc.
 2021年10月に行われた『2022 ミス・ティーン・ジャパン』にて、応募総数7524人の中からグランプリとD-UP賞を受賞し、昨年3月からはセブンティーン専属モデルとしても活動中のアーティスト・石川花(いしかわ・はんな)。

【写真】ORICON NEWS初インタビュー!”等身大の夢”を明かした『Seventeen』専属モデル・石川花

 モデルデビューから約5ヶ月で1st写真集『HANNA』を発表し、同年7月13日にはデジタルシングル「空に咲いて」で歌手デビューを果たすなど、急速に活動の幅を拡げてきた。さらに、昨年末の『日本レコード大賞』では新人賞に輝き、SNSにアップされた動画が900万回再生を突破するなど、さまざまなシーンで最注目の逸材として名を知らしめている。

 芸能の世界へと足を踏み出してからもうすぐ1年。果たしてこの気鋭アーティストは、この怒とうの1年間をどのような思いとともに駆け抜け、どんな未来に目を輝かせているのだろうか。このほどORICON NEWSは、そんな彼女に接触し、貴重なパーソナルインタビューを実施した。2023年、さらなる飛躍を遂げること間違いなしの15歳が思い描く、“等身大の夢”について掘り下げる。

■「興味があったから、こうやって楽しめている」…純粋な好奇心で見出す“仕事”の面白さ

――昨年11月のデビューイベントではかなり緊張している様子でしたが、こういった取材には慣れましたか?

【石川】だんだんと…です(笑)。

――仕事の現場は東京が多いと思いますが、石川さんは北海道在住ですよね。どのくらいの頻度で上京を?

【石川】雑誌の撮影に関しては、何号分か一気に撮ってしまうので、だいたい1ヶ月に2回くらいです。徐々に東京にも慣れてきたんですが、最初の頃は山手線が来る頻度というか、電車の本数にも驚きました。

――そもそも『2022 ミス・ティーン・ジャパン』に応募したのは、どういった経緯からだったのでしょうか?

【石川】『2022 ミス・ティーン・ジャパン』のCMがテレビで流れていて、それを観たおばあちゃんが勧めてくれたんです。いろいろなファッション雑誌などを読んだりしていたので、モデルのお仕事には興味があったんですけど、まさか今のような状況になるとはもちろん思っていませんでした。『2022 ミス・ティーン・ジャパン』が初めて受けたコンテストだったんですが、それも何かの賞をいただけるとはまったく思っていなくて。最終まで行ってようやく、「ぜひ受かりたい」と強く思うようになったんです。

――結果、D-UP賞とグランプリという2つの賞を獲得したわけですが、発表の瞬間はどんな心境でしたか?

【石川】ただただビックリで。D-UP賞をいただいたときにも驚いたんですが、その後グランプリでまた名前が呼ばれて…純粋にビックリしていました。

――となると、受賞後のコメントや取材などもかなり戸惑われたのでは?

【石川】受賞直後は、ビックリしながらも「ありがとうございます」と素直に言えたんです。でも、その後初めてやらせていただいた“囲み取材”では、まさかその場に自分がいるとは思っていなかったので、取材を受ける準備もしていなかったんです。なので…難しかったですね(笑)。

――雑誌『Seventeen』の専属モデルとして活動し始めてからもうすぐ1年ですが、読者から載る側になってみて、撮影現場の様子など驚いた部分はありましたか?

【石川】まず、1回の撮影でここまでたくさんの服を着るんだというところから驚きました。でも、もともとじっくりと雑誌を読んでいなかったら、ポージングすらもできていなかったと思うので、そこは自分でも良かったな、と。メイクやファッションに興味があったから、こうやって楽しめているんだと思います。撮影自体には慣れてきているんですが、まだまだ勉強になることがたくさんありますね。

――ポージングや表情などは、どのように研究を?

【石川】研究というほどではないんですけど、自分が持っている過去の雑誌を読み返してみたり、先輩の撮影風景を動画で撮らせていただいたりしています。

――モデルデビューから半年を待たずに、1st写真集『HANNA』も発売しました。

【石川】「写真集もいつかは…」と思っていたんですけど、想像以上に早く叶えていただけて、とにかくうれしかったです。『Seventeen』よりも大人っぽく撮っていただけたと思っていて、たくさんのシチュエーションを通じて、いろいろな雰囲気が出ている写真集になったなと思います。

――SNSなどでは、デビュー時から「14歳には見えない」というような称賛の声がありましたが、周りからも「大人っぽい」と言われることが多いですか?

【石川】友達はもう慣れちゃっているので(笑)。でも、初めて会った人とかに年齢を伝えるとビックリされることが多いです。ただ、私としてはヘアメイクの力が大きいのかなと思っているんです。『Seventeen』や写真集などでいろいろなヘアメイクをしていただいて、自分でもその仕上がりを見て「大人っぽくなっているな」って感じることがあるんです。

――普段から大人っぽいメイクや服装を目指していたりも?

【石川】いえ、大人っぽい服装やメイクももちろん好きですけど、結構どんな雰囲気のものでも好きです。撮影でいろいろなテイストの洋服とメイクをさせていただけるので、新しい自分を引き出していただいているような感覚で楽しいですし、自然と表情やポージングも変わっていくんです。

■歌うことが好きな少女が“歌手”として目覚めた瞬間「早くまたレコーディングがしたい」

――昨年7月には、配信シングル「空に咲いて」で歌手デビューを果たし、11月には初のパッケージ作品としてシングル「空に咲いて/星空の約束」をリリースしました。この2曲の初めて聴いたときの印象は?

【石川】1曲目の「空に咲いて」と、2曲目の「星空の約束」では、雰囲気が違っていて。私は普段からバラード系の曲を歌うことが多かったので、特に「空に咲いて」を聴いたときは、「誰かを応援するような歌詞で、明るい曲だな」と新鮮な気持ちでした。これからまた新しい曲を出させていただく際に、こういう気持ちになれるのは良いなと思います。

――「普段からバラードを歌っていた」というのは、カラオケなどで?

【石川】はい。リスナーとしては本当にいろいろな曲を聴くんですけど、歌うとなると、Uruさんが好きでよく歌っています。

――デビューイベントでは、「初めてのボーカルレコーディングで緊張した」とも語っていましたが、デモ音源を聴いたり、ディレクションを受けるといった一連の流れも初めての経験だったと思います。

【石川】そうですね。レコーディングブースに入るのも初めてでしたし、置いてある機械も初めて見るものばかりで。「空に咲いて」を録り始めた頃はどうなるんだろうってドキドキしていたんですけど、もともと歌が好きだったということもあって、終わる頃には楽しめていました。

――カラオケと違い、レコーディングとなると1人でブースに入り、モニターヘッドフォンをしながら、立てられたマイクに向かって歌うわけですよね。そういった環境には戸惑いませんでしたか?

【石川】意外と平気でした。むしろ1人だから緊張もあまりなかったですし、ディレクターの方と「こういう歌い方も良いよね」とやりとりをする中で、「あ、この歌い方もアリなんだ」って気づいていけたりもして…楽しかったです。「星空の約束」を録ってから少し時間が経ってしまったので、早くまたレコーディングがしたいなって気持ちになっています(笑)。

――ご自身の歌声や歌唱法について、強みだと思っているところはありますか?

【石川】歌手デビューが決まった後から、ボイストレーニングを受けるようになったんですが、その先生から「昔からいろいろな歌を聴いたり歌ってきたからか、いろいろな“良いクセ”がある」と言っていただけたんですね。「1つの歌詞をこういう風に歌い分けられるのはすごいことだよ」と。それがすごくうれしかったですし、今まで好きで歌ってきたのが、“歌手”として歌えることになったことで少しずつ自信もついてきたんです。なので、強みだと言えるのは、そういった歌い方のクセなのかなと思います。

――なるほど。

【石川】あと、高音が出せることも強みだと思っています。これは『Seventeen』のイベントに出たときに、聴いてくださった方たちから「すごく高音がきれいだね」と言っていただけて、「あ、そうなんだ」と気づいた部分でもあります。

――幼少期から様々な歌を歌ってきたからこそ、自然とさまざまな歌い方も身についていたんですね。

【石川】そう…みたいです(笑)。昔からカラオケが好きでよく行っていたので。

――今思い出せる範囲で、そうやって歌を歌った原体験と言えば?

【石川】小さい頃、映画『アナと雪の女王』の「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」をよく歌っていたことは覚えています。すごくKeyが高い曲ですし、英語も日本語も出てくる曲ですが、それを家族や友達の前で歌って褒めてもらえたんです。

――逆に、今後伸ばしていきたい課題だと感じている部分は?

【石川】サビになると息が続かなくなってしまうことがあって。それはブレスの入れ方や場所だったり、基本的なことがまだ身につけられていないからだと気づいたですね。なので、それを見直していって、もっともっと良い歌を歌えるようになりたいなと思います。

――シングルのレコーディングでは、ご自身の“クセ”でもある、様々な歌い手の歌唱法をまず当てはめてみて、マッチするものを選んでいく流れでしたか?

【石川】はい、その中で“自分らしさ”を見つけていく感じでした。

――“自分らしさ”というと?

【石川】今までは誰かの歌をマネしていただけで、自分の歌い方ではなかったんですね。でも、今回は自分の曲なので、デモ音源に入っている仮のボーカルをマネするんじゃなくて、自分の歌を出さなきゃいけない。「じゃあ自分の歌ってなんだろう?」と考えて、いろいろな歌い方を試しながら客観的に聴いて…と、それが難しかったですね。

■試行錯誤の末に見つけ出した“自分らしさ”を武器に、つかみとったさらなる躍進への兆し

――『レコード大賞』の新人賞受賞をはじめ、昨年末はアワードやイベントへの出演が目白押しでした。どんな気持ちですごしていましたか?

【石川】やっぱり『レコード大賞』はすごく大きなイベントでしたし、ずっとドキドキしていました。でも、せっかく1年の最後にこういった素敵な場で歌わせていただくんだから、自分らしく歌えれば良いなと思っていました。無事に歌いきれて安心しました(笑)。緊張はしていたけど、あまり考えすぎないようにしていましたね。

――先ほどからお話を聞いていて、本番に強いというか、すごくメンタルが強いなという印象です(笑)。

【石川】いやいや…。昔からすごく緊張してしまうタイプなんです。昔、卒業式でピアノの伴奏をやったときもすごく緊張していましたし…。ただ、そのときも「私は本番で考えすぎちゃうとダメだな」って思っていて、それまでに練習をしっかりして、本番では何も考えないっていうふうに意識していました。そこが自分の中で、緊張を乗り越えるためのポイントだなって思っていますね。

――デビュー以降、本当に目まぐるしい日々だったと思いますが、改めて総括するとどんな1年でしたか?

【石川】とにかく濃い1年でした。『2022 ミス・ティーン・ジャパン』は一昨年の10月でしたが、そこから事務所に所属するとも思っていなかったですし、モデルのお仕事がもらえるとも、歌手になれるとも思っていませんでしたから。本当に濃かったなと。

――華やかな世界に入ったことで、私生活にも変化はありましたか?

【石川】そこまで大きな変化はありませんが、モデルをやらせていただくようになって、普段の服装にも意識を向けるようになったかなと思います。私は学校のジャージが好きで、友達と遊びに行くときもずっとジャージだったんですけど、ちょっと気にするようになりました(笑)。

――もうすぐ高校に入学ということで、新生活がスタートしますが、プレイベート面/仕事面で何かチャレンジしてみたいことは?

【石川】高校生になるタイミングで上京もするので、本当に環境がガラッと変わるなと感じています。ただ、新しく何かを…というよりは、今やっていることをもっと伸ばしていければと考えていて。高校で新しい友だちもできると思いますし、東京に住み始めることでお仕事ももっと日常のことになっていくと思うので、そういったことにもっと慣れる1年にできればなと思っています。

――デビューイベントでは、「いつかお芝居にも挑戦したい」といったコメントもされていましたが、まずは慣れることからはじめ、将来的には仕事の幅も拡げていきたいと?

【石川】いつかそういったお仕事もやらせていただきたいなと思います。でもまずは、今やらせていただいている1つ1つのお仕事にしっかり向き合いたいです。シングルを出したときにミュージックビデオも撮影もしたんですが、歌詞に合わせて歌ったり、表情を変えるというのも初めてで。モデルの撮影とは全然違う表現の仕方で、それがすごく新鮮だったんですね。なので、まだまだ勉強させていただけることがたくさんあるんです。

――なるほど。ピアノを弾いていたというお話もあったので、いつかライブで弾き語りをされるのかな、ご自身で作曲を手がけることもあるんじゃないか…と、期待が膨らみます。

【石川】昔は弾いていましたけど、最近は少し離れてしまっていて。でも、再開したいとはずっと思っていたんです。そうやって歌手活動と結びつけられるのであれば、また新しい可能性が生まれそうですし、ワクワクしますね。
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