西武・平良海馬は“先発”で輝けるのか？谷繁氏「中日時代の浅尾が…」

◆「やってみないと分からない」

　1月30日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース2023』に出演した野球解説者の岩本勉氏と谷繫元信氏が、今季から先発へ転向する西武の平良海馬投手に言及した。

　平良はセットアッパーとして、昨季チーム最多の61試合に登板し、防御率1.56、34ホールドで最優秀中継ぎ投手になるなど安定感ある投球を見せた。

　3年連続で50試合以上に登板した右腕は、昨オフ契約更改の際に先発転向を直訴。今季は心機一転、先発で挑むシーズンとなる。

　岩本氏は「彼が自らゴリゴリに押して先発をやらしてくれということですから、ファンの方々も球団の方々からも『結果出してくれ』とそういった目で見られると思う。成績を出すことが順位の向上の要因になれる」とした。

　その上で、「彼のピッチングスタイルを見たら、ショートイニングで出てきて相手を黙らす姿が性に合っていると思う。でも本人が絶対先発をやりたいと言っているので、その意気込みは買いたい」とあくまでもリリーフに適性があるとの見解を示した。

　谷繁氏は「やってみないと分からない。そこで僕の経験からいうと、中日時代の浅尾が中継ぎをやってて、先発になって、また中継ぎに戻ったこともありますし、とにかくやってみてからだと思う」と中日時代の同僚で、11年に中継ぎ投手初のリーグMVPに輝いた浅尾拓也（現中日コーチ）の名前を出して説明した。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』