＜批判しないで！＞【前編】6歳の娘は人見知り。周囲から「大人しいね」と言われ親の私がイラっとする

みなさんのお子さんはどんな性格ですか？　とても社交的で明るい子もいれば、大人しくて静かに過ごすのが好き、という子もいることでしょう。今回の投稿者さんは、娘さんに対する周りの人からの言葉に戸惑っているようです。

『6歳の娘がいます。昔から人見知りな性格で社交的ではありません。家でお人形遊びや、ひとり遊びをするのが好きです。友だちの輪の中にいても、気が強い子から「来ないで！」と言われたり、ひとりぼっちになったりで寂しい思いをした経験もあります。周りからも「大人しいね」と言われて育ってきました。でも最近「大人しいからなんなの？」とイライラするようになりました。大人しいのはいけないことでしょうか？』

6歳になる投稿者さんの娘さんは、どうやら大人しい性格のようです。しかし投稿者さんとしては周りの人から「大人しいんだね」と言われることに、モヤモヤを抱いているのだそう……。「大人しいからなんなの？」というひと言からは、大きな苛立ちが感じられますね。

お子さんの個性なんじゃない？

『大人しい子も活発な子もいるでしょ。個性だよ』

『本人が困ってないなら問題ないよ。大人しいのも個性、お人形遊びやひとり遊びが好きなのも個性。個人の性質なだけで、良いも悪いもないと思うんだけどな』

「大人しいのはいけないことでしょうか？」と問いかけた投稿者さん。しかしママたちからは「大人しくても何も問題はない」とジャッジされました。大人しいというのは、いわば娘さんの個性のひとつでしょう。「大人しいのは悪いこと！」と決めつけるのはやや乱暴ではないでしょうか。

『大人しくても友だちが少なくても、何が悪いの？　学校では明るくて友だちがたくさんいる子を良しとする傾向があるのかもね。だから親も子もそうじゃないといけないと刷り込まされてるんじゃないかな』

「学校では明るい子が"いい子"だと思われているのかも」と考えたママもいました。だからこそ「明るくないと」「友だちが多くないと」と焦ってしまう人もいるのかもしれません……。しかし他人に大きな迷惑をかけないのであれば、どんな性格でも尊重されるべきでしょう。

トラブルがないなら大丈夫だよ

『「本当はお友だちと一緒がいいけど話しかけられない」とか、「大人しすぎてグループ活動が成立しない」とかなら、困ることもあるかもしれない。でもまだ6歳でしょ？　これから対処方法を学んでいけばいいじゃない』

『自分の意見がちゃんと言えたり、ひとりを楽しんでいるなら、大人しくても困ることはないよ』

ひと言で"大人しい"と言っても、いろいろなタイプの子がいるでしょう。本当はみんなの輪の中に入りたいのに言い出せない……とモヤモヤしている子もいれば、ひとりで過ごす時間が何より好き！　というタイプの子もいるかもしれません。大人しい性格が原因でなんらかの支障があるわけではないなら、そこまで深刻に考える必要もないと考えられたようです。しかも娘さんはまだ6歳です。現在何かトラブルを抱えがちだとしても、必要ならばこれから対処の方法を学ぶこともできるでしょう。

いろんな人がいて当たり前

『世の中みんなが社交的だったら、うるさくて困るでしょ〜』

『全然問題ないよ。やんちゃな子もいれば大人しい子もいて当たり前』

たしかにママたちの言う通り、世の中の人全員が同じタイプだったらつまらないかもしれません。いろいろなタイプがいるからこそ、話し合ったり理解し合ったりする楽しみがあるのでしょう。

『大人しいのが個性なんだから問題ないよ。世の中には似たような人がいっぱいいるから、成長していくうちに気の合う友だちもできるよ。親がちゃんと認めてあげて。「友だちがいないなんて恥ずかしい」と思わずに』

『わが子が同じタイプだったからわかるけど、子どもって成長するから、ずっとこのままではないんだよね。タイミングやきっかけひとつでどんどん変わる。それに別に変わらなくてもいいと思う。人それぞれ、良さが違っていいよ』

今の大人しい性格のまま大きくなるかもしれませんし、逆に何かのきっかけでとても社交的な性格になるかもしれません。しかし大切なのはどんな性格になったとしても、親がそれを認めてあげること……と、ママたちは考えました。世の中にはいろいろな人がいることを理解して、それと同時にわが子の個性を尊重してあげることが重要なのかもしれませんね。

わが子に対して、周りの人から「大人しいね」と言われ続けてモヤモヤを抱えてしまった投稿者さん。「大人しいのは悪いことなの？」という言葉からも苛立ちが読み取れます……。しかしママたちが言う通り、大人しい性格は個性のひとつ。それによって他人とのトラブルが頻発するわけでもないならば、何も悪いことではありませんよね。親としては心配になることもあるかもしれません。しかし子どもの個性を認めることが大切なのでしょう。

後編へ続く。

文・motte　編集・みやび　イラスト・Ponko

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