Hey! Say! JUMP中島裕翔、どん底から這い上がった過去「自分が変わるほうが早い」【インタビュー】

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2023年02月09日 07:00  ORICON NEWS

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『#マンホール』に出演するHey! Say! JUMPの中島裕翔
 結婚式前夜にマンホールの穴に落ちてしまった男の脱出劇を描く映画『#マンホール』(2月10日公開)で、主演を務めているHey! Say! JUMPの中島裕翔(29)。雨や泥にまみれながら、なんとか地上に這いあがろうとする男の焦りやしぶとさ、人間臭さまでを体現し、役者として新境地を切り開いている。「お芝居をしているときだけは、ジャニーズっぽくない人間になりたい」とポリシーを明かした中島が、本作で果たしたチャレンジ。“どん底”を味わった高校時代までを語った。

【場面写真】世界一の幸せ者から転落…中島裕翔

■シチュエーションスリラーに感じたやりがい「見たことのない中島裕翔を」

 主人公となるのは、結婚式前夜のサプライズパーティーの帰り道、酒に酔ってマンホールに落ちてしまった不運な男、川村(中島)。次から次へとピンチに襲われる川村が、限られたアイテムを駆使しながら、なんとか絶体絶命の状況から抜け出そうともがく姿を描く。徐々に意外な事実が浮き彫りとなる予測不能の展開、誰もがうらやむハイスペックサラリーマンの川村がどん底に落ちたことで変ぼうしていく様子も見応えがあり、ラストまで目の離せない99分となっている。

――精神的、肉体的にもハードな役柄だったと思いますが、オファーを受けたときの心境を教えてください。

【中島】脚本を読ませていただいても、2分に1度驚くくらい「また嫌なことが起きるの?」と思うようなピンチの連続(笑)。どんどん読み進めていきたくなって、ラストに向けて人間の本能や醜い部分が出て来る過程もとても面白かったです。そういった役を一度やってみたいという願望もあったので、「やりたいです!」と即OKさせていただきました。もちろん撮影は大変そうだなと思いましたが、一方ですごく楽しそうだ、絶対にやるべきだとも感じて。原作ものが多い今の時代(岡田道尚氏の)オリジナル脚本で挑める機会も貴重ですし、やりがいを感じました。

――本作は、閉ざされた空間で巻き起こる恐怖を描く“シチュエーションスリラー”です。“シチュエーションスリラー”というジャンルに対して、やりがいを感じたことはありますか。

【中島】洋画ではシチュエーションスリラーの映画は数多くありますが、僕自身そういった映画も大好きです。邦画ではなかなか見ないジャンルなので、そこに飛び込めるうれしさ、チャレンジ精神はありました。ジャニーズでもこういった映画をやっている人は見たことがないので、その一人になれて良かったなと思います。

――スマートでハイスペック男の川村が変ぼうしていく様子も見どころとなります。

【中島】次第に“マンホールから抜け出すために使えるものはなんでも使う”という、川村の計算高くて利己的な一面が見えてきますが、それって普段は皆さんが理性で抑えているような部分だと思うんです。ゲスい人間としてのマインドを大事にしながら、川村役に挑みました(笑)。ファンの方にとっても、見たことのない中島裕翔を見せられた作品になっていたら、とてもうれしいです。

■過酷な撮影で、グループメンバーとの関係性に変化!?「気を遣わせちゃったかもなあ(笑)」

――マンホールに閉じ込められた川村に対して、空からは雨が降り、ガス管からはガスが噴出し、さらには大量の泡まで押し寄せるなど、これでもかというほどピンチが巻き起こります。雨や泥にまみれる撮影は、実際に大変だったのではないでしょうか。

【中島】毎日が過酷でした(笑)。倉庫にマンホールのセットを組んで撮影をしたのですが、倉庫全体も真っ暗にして撮影をするんです。毎日あの真っ暗な場所に通うのかと思ったときは、絶望でした。僕は身長もそれなりにあるので、ずっと縮こまりながらマンホールの中にいることになるので、かなりの閉塞感があって。精神的にも肉体的にもハードだったなと思います。心のどこかでは、その過酷さが川村に映し出せたらいいなと思っていたので、目の前で起きていることをしっかりと感じるようにしていました。

――日常生活とマンホールの中ではギャップがあるので、オンオフの切り替えなどで苦労したことはありますか?

【中島】僕はあまり切り替えが上手なほうではないので、明るいところに照らされると、マンホールにいる川村の空気感を保つことは難しいのかなと感じることもあって。日常生活でもカーテンを閉め切って、部屋を暗くして過ごしてみたりしていました。

――グループ活動に影響を及ぼしたことはありますか。

【中島】メンバーとは少し距離を取っていたかもしれません。やっぱりメンバーといると、どうしてもわちゃわちゃしちゃうんですよ。そういえばお台場のスタジオで、一人だけちょっとみんなから離れた場所に座っていました。気を遣わせちゃったかもなあ(笑)。

■中島裕翔が目指す役者像は?芝居のときは「ジャニーズっぽくない人間になりたい」

――中島さんにとって、いろいろな初体験ができた作品かなと感じます。あんなに泡にまみれることも、まずありませんよね。

【中島】ないです、ないです。一度にこんなに災難が降りかかることなんて、まずない(笑)!

――本作は中島さんにとって、『僕らのごはんは明日で待っている』以来6年ぶりの主演映画となります。さまざまな経験を果たし、役者業の醍醐味を感じたことも多かったでしょうか。

【中島】ものすごく恵まれた環境に身を置かせてもらったなと感じています。脚本を読んだ段階でも面白かったけれど、マンホールのセットもすごくリアリティや没入感のあるものを作っていただいて、みんなで力を合わせることでまたその面白さがどんどん増幅していった。チャレンジングな作品だけれど、「それを形にしていきたい」というみんなの気持ちを強く感じました。熊切監督は「オッケー!良かったよ!」とめちゃめちゃ笑顔で褒めてくれるんです。だからこそ充実感もあって、ポジティブに頑張れた気がしています。振り返って思うのは、チャレンジすることも楽しく思えるような現場だったということ。川村のような災難が降りかかることもないので、そういったことすら楽しめました。

――自分一人ではできない経験ができるのが、俳優業の楽しさの一つかもしれないですね。

【中島】川村が毒を吐くようなシーンでは、熊切監督が「もっとクズっぽく言って」とか言うんです。自分がいつもやっている活動とはかけ離れたような役ではありますし、普段は言わないようなセリフを放つ役でもありますが、熊切監督が僕をどんどんゲスい人間にしてくれました(笑)。アイドルが出演する映画となると、その色を感じてしまう人もいるかもしれませんが、今回僕はアイドルということをすべて捨てたので。僕のファンだけでなく、幅広い方に観ていただける作品になっていると思います。

――たしかにアイドルとしての中島さんと本作の川村では、かなりのギャップがあります。

【中島】そのギャップがあるからこそ、どちらも引き立たせることができるのかなと感じています。僕は、お芝居をしているときだけは「ジャニーズっぽくない人間になりたい」と思っています。アイドルって良い意味でも悪い意味でもバイアスのかかるような職業なので、お芝居をする上では、アイドルとしての表情だけではない部分も見せられたらなと。今回はそういった自分が大事にしているポリシーにドンピシャの作品がやって来て、「これはやるしかない!」という気持ちでした。本作のようなチャレンジができて、本当に運が良いなと思っています。

■グループでの立ち位置が見つからなかった過去「どん底な気分を味わっていました」

――今年は30代を迎える中島さんですが、お話を伺っているとチャレンジ精神を大事にお仕事に向き合っているように感じます。

【中島】チャレンジするのは、怖いことではあります。でも本作で考えてみると、マンホールのセットを見たことでのめり込めた部分も大きいので、怖いまま飛び込むことでまた新しく生まれるものもあるんだなと。役作りにおいても、不安だからいろいろと準備をしたり、固めていったりするんですが、ときには不安のまま飛び込んでみることも大事なのかなと思っています。成長過程にある今の年齢で、こういったチャレンジができたことは、この先の自信にも繋がるような気がしています。

――今は不安も受け入れられるようになったんですね。逆に悩みが多かった時期はありますか?

【中島】高校生ぐらいの頃は、どん底な気分を味わっていました。思春期というか、人付き合いの難しさも感じていましたし、グループの中での自分の立ち位置も見つからなくて。高校1年生のときに僕、皆勤賞をとったんです。それくらい、仕事も暇だったんですね。嫉妬やひがみ、不安や悩みも多かったように思います。でもそこで、自分が変わるほうが早いよなと思ったんです。自分を変えないといけないなと思うことで、その悩みを解消していきました。

――本作を観ると、誰もが「マンホールからどうやって脱出しよう」と考えると思います。中島さんならば、どうしますか?

【中島】どうしようかな…。よく「手足が長い」と言われるので、自分がつっかえ棒のようになって、マンホールを這い上がっていくとか(笑)。まずは自力でなんとかしようと、いろいろと試してみると思います。

――もし誰か一人だけ電話が繋がるとしたら、誰に助けを求めますか。川村のようにSNSで助けを求めるのはどうでしょうか。

【中島】難しいな。電話を数人にかけていいならば、メンバーにかけますね。あとマネージャーさんと家族。SNSは、どうかな…。でも使っちゃうかもな(笑)! ライブ配信とかしちゃって! Hey! Say! JUMPでインスタグラムのアカウントを開設したので、そこに助けを求めるのが一番説得力がありそう。何人かのファンの方は、助けに来てくれると信じています。

(文・取材/成田おり枝)

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  • ごめんなさい。度合いはそれぞれとは思いますが、これはどん底ではないと思います。浅すぎ。どん底はもっと深いですよ。
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