「2027年国際園芸博覧会」開催1500日前記者発表会 横浜で開催される「2027年国際園芸博覧会」の開幕まで1500日前となった8日、都内で記者発表会が開かれた。イベント正式略称が『GREEN × EXPO 2027』に決まり、建築家の隈研吾氏や写真家・映画監督の蜷川実花氏らの参加などが発表された。
【写真】公式ロゴマークを除幕披露した蜷川実花 自然や環境にやさしい意味を持つ「GREEN」と、国際博覧会「EXPO」をかけあわせた正式名称には、SDGsやGX(グリーントランスフォーメーション)の実現に貢献する場とする思いが表現された。公式ロゴマークは、喜多祐子さんの案が選ばれた。
また、開催に向けて「GREEN × EXPO ラボ(創生組織)」が発足。チェアパーソン(総合監修・ランドスケープ)には『愛・地球博』の会場演出総合プロデューサーも務めた涌井史郎氏が就任。マスターアーキテクト(建築)は隈氏、屋内展示企画やキービジュアルなどのクリエイターには蜷川氏が起用された。
隈氏は「開催都市『上瀬谷』は、まさに横浜を象徴する美しい場所です。人類の緑によって世界をもう一度蘇らすような、夢を語ることができる場所ができたらと思います。私を育ててくれた横浜の緑に恩返しをしたいと考えています」と語り、蜷川氏は「植物の美しさや大切さ、人と共に生きる美しい世界を本博覧会で表現していきたいと思っています。涌井先生、隈先生とともに、『GREEN × XPO 2027』の世界観をつくっていきたいと思います」とコメントした。
メインテーマは「幸せを創る明日の風景」。2027年3月19日〜 9月26日にかけて横浜市郊外の「旧上瀬谷通信施設」約100ヘクタールで開催される。