約5カ月ぶりのゴール…テン・ハフ監督、”完全復活”のサンチョを称賛「彼を誇りに思う」

　マンチェスター・Uを率いるエリック・テン・ハフ監督が、リーズ戦でゴールを決めたイングランド代表FWジェイドン・サンチョについて言及した。8日、イギリスメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

　プレミアリーグ第8節の延期分が8日に行われ、マンチェスター・Uはホームでリーズと対戦した。試合開始早々に先制点を奪われたホームチームは、後半開始直後にもオウンゴールで追加点を献上。2点のビハインドを負う厳しい展開となったが、62分にマーカス・ラッシュフォードのゴールで1点差に迫ると、70分には途中出場のサンチョが値千金の同点弾をマーク。その後スコアは動かず、試合は2−2で終了した。

　2点差を追いついたものの、リーグ16位に沈むリーズ相手にホームで勝ち点「3」を取りこぼしたマンチェスター・U。試合後、テン・ハフ監督は「前後半の立ち上がりが非常に悪かった。許しがたい。我々は大きなミスを犯した。デュエルに敗れ、立ち位置も悪く、原則に従っていなかった。その結果、反撃しなくてはならなくなった」と結果に悔しさを滲ませつつ、長期離脱を乗り越え、この試合で昨年9月以来となるゴールを決めたサンチョを次のように称賛した。

「とても嬉しいよ。彼は復活の道を歩んでいる。自信に満ち溢れ、信念を持ち、力強くプレーしている彼の姿を見るのは本当に楽しい。彼は正しい方向に向かっていると思うし、この勢いを保ってほしい。見ての通り彼は素晴らしいプレーヤーだ。しっかりと準備し、正しいレベルに身を置いていれば、素晴らしいパフォーマンスを見せることができるだろう。今日の結果は彼をさらに強化し、モチベーションを高めると思うよ」

　身体・精神面の不調により、昨年11月以降は全てのコンペティションにおいて欠場が続いていたサンチョだが、復帰2戦目にしてゴールを決め”完全復活”を印象付けた。テン・ハフ監督は同選手の今後のさらなる活躍への期待を次のように語っている。

「苦しい期間を乗り越えた彼のことを誇りに思う。私やコーチ陣、そしてチーム全体が彼を応援し、すべてのプロセスにおいて彼をサポートしている。しかし、最終的には彼自身の力が必要だ。彼は違いを生み出すことができるプレーヤーだ。このままの調子でゴールを決め、チャンスやアシストを生み出してほしい」