<必要ですか?>自分のお葬式を「絶対してほしくない」妻と「それは無理」と言う夫。どちらが正しい?

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2023年02月09日 17:41  ママスタジアム

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みなさんは自分のお葬式について考えたことがあるでしょうか? ママスタセレクトの読者の多くは、自分の死に際のことなど考えるのは”まだ早すぎる”かもしれません。けれどいつかは訪れる自分や家族の死。そのときにどんな「お別れ」の仕方が理想なのか……思いめぐらせたことのあるママもいるでしょう。ママスタコミュニティにこんな投稿が寄せられました。
『私が「死んだらお葬式はしないで。誰も呼ばないで」と言ったら、旦那が「そんなことできない。無理だ」と言います。本人の希望なのに、そんなことあるでしょうか?』
どうやら投稿者さんは直葬(ちょくそう)を希望しているようです。直葬とは、告別式や通夜式を行わずに火葬のみ執り行う葬儀のことを指します。感染症の影響で大勢の人が集まれなくなった昨今、家族だけで送る「家族葬」や「直葬」が身近になったと感じている人も多いのではないでしょうか。投稿者さんも「感染症の流行以降、葬儀の形も変わってきてるし」と付け加えます。
参考:公正取引委員会「葬儀の取引に関する実態調査報告書」

直葬を希望するのには理由がある!



投稿者さんがここまで「お葬式をしない」にこだわる理由は何でしょう?
『死んだ姿は家族にも見せたくないのに、なんで他人に見せなきゃいけないの? 旦那は「最後に顔を見たい人もいるだろう」と言うけれど、私は死に顔なんて思い出してほしくない』
なるほど。自分の最期の姿を誰にも見られたくないということですね。旦那さんのどんな説得に応じないぞ、という気迫すら感じます。

投稿者さんの意思に同調する人もいます。
『30代の友人が亡くなったとき、棺(ひつぎ)の中のお顔を見せていただいたけど、そのときの印象が強くて。笑顔がすごく素敵な可愛い人だったのに……と感じたし、自分だったら嫌だなと思った』
「死に顔なんて思い出してほしくない」という投稿者さんの懸念を裏付けるかのような、苦い経験をした人もいるようです。

本人の意思を尊重すべき


投稿者さんの気持ちを理解する声もありました。
『死んだあとのことはわからないけど、本人の希望は聞いてほしいよね。「わかったよ」と言いつつ、みんなを呼んでるかもしれないけど』
『私も同じ。亡骸(なきがら)なんて誰にも見られたくないから葬儀は不要。家族がどうしてもしたいなら、後日お別れの会でも開けばいいと思う』
やるなら本人の知らないところでやってほしい、ということでしょうか。また火葬後の「お別れの会」であれば、死に顔を見られることもないですね。

お葬式のスタイルを検討しては?



一方で「葬儀は絶対にしない」と頑なに決めてしまわず、方法を考えてみては? という提案もあります。
『メッセージビデオや写真を編集した動画を流してもらって、棺は開けないでもらったら?』
最期の姿を見られたくないのであれば、「棺は開けないでほしい」と伝えておいてはどうでしょう。自分のお気に入りの写真を遺影にしたり、思い出の写真を飾ってもらったりすることもできそうです。
『うちの母は家族葬だった。母の希望と、きちんと見送りたいという父の気持ちがあったので。私たち子ども世帯と配偶者家族で、悲しみながらも母を囲むことができた。母が願っていたような葬儀ができてよかったと思う』
家族葬は弔問客への挨拶やおもてなしに時間や心を奪われず、家族だけでゆっくりと故人を偲ぶことができるのが良いところでしょう。家族で思い出話をしながら、ときに涙し、ときに笑いあいながら過ごすひとときも尊い時間です。
投稿者さんには「葬儀=大勢の人が集まる一般葬」のイメージがあるかもしれませんが、家族葬をはじめ、方法はいくつかありそうです。
参考:内閣府「葬儀業界の現状/8.最近のお葬式の形態〜それぞれのメリット・デメリット〜」

お葬式は残された家族のためのもの


葬儀をしないことによるデメリットを説くコメントもありました。
『葬式をしないと遺族が面倒。あとから知った人が、個別にバラバラ自宅に来たら、遺族の生活はどうなる? わざわざ来てくれる人を適当にあしらうこともできないだろうし。香典やお供物が郵送されてきたら、個別に対応しなくちゃならないし』
「お坊さんの知り合いに『1回で終わる葬儀と、あとから家に来られる労力はどちらが大きいか。遺された人のことを考えなさい』って言われた」という人もいます。

また、遺族の気持ちの整理のためにも葬儀は必要、と考える人もいます。
『死に目にも会えず、お別れもできなかったら、気持ちの区切りがつかない人もいると思う』
最近、身近な人を見送ったという人からは「葬儀は、一番近い身内が心を切り替えるための儀式だと思った」と実感のこもったコメントもありました。

家族の葬儀は「してよかった」と考える人が多数

『私はお葬式をして母を慕ってくれた方たちにお礼を言えてよかったと思ってる』
葬儀の良いところは、故人がお世話になった人に家族がお礼を伝えられることもありますね。また家族であっても知らなかった、故人の在りし日の姿を聞くことのできる機会にもなるでしょう。

今回寄せられたコメントのなかには、家族の葬儀を「やらなければよかった」と考える意見は一つもありませんでした。家族葬にしろ、一般的なお葬式にしろ、葬儀の大きさに関わらず、「節目」としてやってよかったと思う遺族が多いようです。
投稿者さんも「やりたくない」と主張するだけではなく、「やるべき」と考える旦那さんの考えやその理由を聞いてみてはいかがでしょう。いつか来るその日に備えて、今から話し合いをしておいても悪くはないはずです。

文・すずらん 編集・千永美 イラスト・マメ美

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  • どちらかと言えば、葬式は遺族のためのものと思うけどね。シンプルに、一日葬で香典無し、近親者のみで済ませたらいい。最近はそういうのが多いよ。
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