
洗面所には使用頻度の高いものを収納しよう!
毎日使う洗面所は、家族と使う時間が重なることも多く、人とモノが密集しがち。掃除や片づけをしてもすぐに散らかる!とイライラしている方も多いのではないでしょうか?年間100件以上のおうちの片づけをしている筆者が「洗面所の片づけ」で一番注意している点は洗面所にはよく使うものだけを収納するということ。ここでは皆さんのご家庭にありがちな「実は洗面所にいらないもの」を3つご紹介します。
1. メイクグッズ、ヘアケアグッズ
以前、片づけに伺ったお客さまから「娘が毎朝洗面所を30分も占領して困っている」というご相談を受けたことがあります。詳しく聞いてみると、中学生の娘さんが毎朝ヘアメイクに時間をかけていて、その時間は家族の身支度ができないのだそう。こういったお悩み、実はよく聞きます。確かに朝の忙しい時間に洗面所が使えないのは困りものですよね。
そこでご提案したのが「娘さんのヘアメイクをリビングで行う」というもの。娘さんだけでなく、お母さんのメイクもリビングで一緒に行うことを提案しました。

実際、我が家では筆者のメイクはリビングで行っています。忙しい時間でも家族と話しながら手を動かすことができますし、その間に洗面所はほかの家族が使えます。メイクグッズは写真のようなカゴや小さなバッグにまとめて収納しておき、リビングの棚に置いています。
|
|
ヘアケアグッズもリビング収納
同じようにヘアケアグッズやドライヤーなどもリビングに収納してはいかがでしょうか。収納場所が無いなら、リビングソファーの下なんかもオススメですよ。
2. アクセサリー
洗面所にアクセサリーを収納している、という方も多いかと思います。毎日使った後にポイッと置きっぱなしにしてしまい、洗面所がごちゃつきがちという方は置き場所を見直してみてはいかがでしょうか?毎朝、支度のどの段階でアクセサリーをつけているか、帰宅後いつアクセサリーを外すかを思い出してみてください。服を着替えるときなのであれば「クローゼット」、メイク後なのであれば「メイクグッズと一緒にリビング」、出発時なのであれば「玄関」と洗面所以外の場所にアクセサリーを置くほうがスムーズだという方も多いのです。

アクセサリーに関しては「夏物」「冬物」などシーズンで使い分けをされている方も多いので、すべてのアクセサリーを1カ所に収納するのではなく、今使うものだけをよく使う場所に置くのも使いやすくなるポイントです。
3. タオルや洗剤などの「ストック類」

収納スペースが足りない!とお悩みの方に見直してもらいたいのが「ストック品」。収納スペースを少しでも確保するために、スペースを占めがちなモノから優先的に見直すことをオススメします。
かさばりがちなタオル類
我が家は5人家族で8枚のタオルを使っています。毎日すべてのタオルを使い、洗濯機で乾燥まで仕上げるので酷使しているほうだと思います。1年使ったらすべて買い替えるとルール化していますが、1年経ってもまだ使える状態なので今は毎年保育園に寄付しています。
|
|

いつ使うかがはっきりしていないタオルを洗面所に収納したままにしているなら、収納場所をほかに移すことを検討してみてください。これで一気に収納スペースが空きますよ。
買ってあるのに忘れがちな日用品のストック
トイレットペーパーやシャンプー、洗剤、これらが洗面所の収納を占めているということはありませんか?以前お伺いしたお宅では、ハンドソープの詰め替え用ストックが20個以上あったことがありました。しかも、すっかりそのストックの存在を忘れており、買い足さなくてはならないと思っていたとのこと。筆者の経験上、1カ月以上目で確認しないとそのモノの存在を忘れがちです。
我が家では日用品に関して「1カ月以上使う予定が無いものはストックしない」というルールを決めています。モノによって消費タイミングが違いますので、「どれくらいの期間で消費するのか」を把握することが大切です。使い出した日付けを油性ペンで書いておくと、その品がどのくらいもつのががわかりやすいですね。

ここでは「実は洗面所にいらないもの」をご紹介しました。ご紹介した3つのモノすべてを移動させなければいけない、ということではありません。ご自身の洗面所の使い方に合わせて、どれかひとつでも「やってみようかな」と行動に移してみてください。毎朝・毎晩の洗面所での滞在時間が短くなり、心にゆとりも出てくるはずです。
参考になりましたら幸いです。
|
|