FIFAが今冬の移籍市場を総括! 移籍金約2000億円は過去最高…イングランドは総額の57.3%を支出

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2023年02月10日 00:11  サッカーキング

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今冬の市場で移籍した選手たち [写真]=Getty Images
 国際サッカー連盟(FIFA)は9日、今年1月の移籍期間での選手の移籍活動を分析した『インターナショナル・トランスファー・スナップショット』を公式サイトで公開。国際移籍の件数と移籍金総額が冬の市場における過去最高を更新したことが判明した。

 同報告書によると、1月の移籍期間中に男子サッカーでは4387件の国際移籍が完了。これは2010年に現行の移籍制度が開始されて以降、冬の移籍市場では過去最高の件数となっているようだ。また、クラブの移籍金に関する総支出も15億7000万ドル(約2000億円)に上り、2018年の記録を約2億3000万ドル(約300億円)上回り、こちらも過去最高を更新したという。

 男子サッカーの国際移籍件数は昨年1月の市場(3834件)と比較し、14.4パーセント増加。また、移籍金総額に関しても、昨年1月の市場(10億5000万ドル/約1370億円)と比較し49.4パーセント増加している。なお、今年1月の市場においてはイングランドのクラブが最も支出が多かったことも判明。総額8億9860万ドル(約1173億円)を支出し、実に全体の金額の57.3パーセントに相当している。

 なお、移籍形態としては契約外の移籍(契約満了選手を含む取引)が最も多く、全体の62.0パーセントを占めている。そのほかローン移籍が14.8パーセント、完全移籍が13.1パーセント、ローン先からの復帰が10.0パーセントなどとなっている。また、全有償移籍の52.4パーセントが18〜23歳の選手に関する取引となっており、この年齢帯の選手の取引に費やされた移籍金は、総額の72.4パーセントを占めたようだ。

 また、女子サッカーにおいても新記録が相次いだ。今年1月の市場での国際移籍件数は341件となっており、過去最高を更新。昨年1月の市場と比較すると30.2パーセント増加している。クラブの移籍金に関する総支出も77万4300ドル(約1億円)となっており、こちらについても過去最高額を更新した。また、昨年1月の移籍市場と比較すると58.7パーセント増加している。

 女子サッカーの移籍形態については、契約外の移籍が最も多く全体の83.6パーセント。続いて完全移籍が10.3パーセント、ローン移籍が3.8パーセント、ローン先からの復帰が2.3パーセントなどとなっている。
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