インテル、バイエルンDFマズラウィに関心か…ダンフリースのプレミア移籍に備え

　インテルは、バイエルンに所属するモロッコ代表DFヌサイル・マズラウィの獲得に関心を示しているようだ。11日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

　インテルではオランダ代表DFデンゼル・ダンフリースが右ウイングバックのレギュラーとして活躍中。しかし、ダンフリースの獲得にはマンチェスター・Uやチェルシーなどが関心を示しており、本人もプレミアリーグへの移籍を望んでいるという。

　インテルは適正額のオファーさえ届けば、退団を認める方針。ダンフリースの獲得を望むクラブに対しては、最低でも5000万ユーロ（約70億円）の現金を要求する見込みだ。

　そして、“ネッラズーリ”はダンフリースの後釜候補として、マズラウィに注目しているという。インテルは2021年夏にモロッコ代表DFアクラフ・ハキミをパリ・サンジェルマンへ売却した際にも後釜としてマズラウィを狙っていたようだが、結局ダンフリースの獲得に至っていた。それでも、現在までマズラウィへの関心は続いているようだ。

　現在25歳のマズラウィは、アヤックスの下部組織出身。同クラブで公式戦通算137試合に出場し、2022年夏にバイエルンへとフリー移籍した。バイエルンとは2026年夏までの契約を結び、今シーズンはここまで公式戦18試合に出場中。ただ、FIFAワールドカップカタール2022から帰還後に軽度の心膜炎と診断され、現在はチームから離脱している。