【漫画】イメージは可愛いゴジラ? 何でも破壊する美少女の恋を描いたSNS漫画が爽快すぎる

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2023年02月12日 08:31  リアルサウンド

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漫画『破壊少女の恋』より

 創作で何かを破壊したり、爆発したりするシーンが持つ快楽。1月下旬にTwitter上で公開されたオリジナル漫画『破壊少女の恋』は、可愛らしい女子高生が物を次々と壊していく描写に爽快感があり、そのギャップに面白さがある。


(参考:漫画『破壊少女の恋』を読む


 破戒卯月(ハカイ)はその可愛らしい見た目とは裏腹に、異常なほど力が強く、気を抜くとついつい物を破壊してしまう“普通のJK”。そんなハカイは学年一のモテ男子・青山恭平に思いを寄せるが、自身の強すぎる力にコンプレックスを持っており、上手くアプローチできない。友人のはからいによって映画館デートすることになったが、無事にお近づきになれるのか――。


 小学6年生時にクラスメイトをキャラクターにした長編ファンタジー漫画を描いたところ、クラスメイトから好評だったことをキッカケに、漫画家を目指そうと思ったという作者の旭岡ツバサさん(@tubasa_wing16)。爽快感と愛らしさのある本作を描いた経緯など話を聞いた。


■イメージは“可愛いゴジラ”


――『破壊少女の恋』制作の経緯を教えてください。


旭岡:もともと、主人公のハカイは全然別のバトルアクション漫画のヒロインとして作っていたキャラでした。性格も全く違っていて、戦うことしか知らないようなとても暗いキャラでした。とはいえ、その話は結局作らずにずっと寝かせたままになっていました。ただ、彼女に名付けた“ハカイ”という名前がやたら好きで、「いつかハカイという名前の女の子が活躍する漫画を描きたいなあ」と思っていました。


――どのようなキッカケでハカイを軸の漫画を描こうと思ったのですか?


旭岡:ある時、新しい企画を作っている時になんとなく彼女が降ってきて、「なんでも破壊しちゃう女の子が好きな人と仲良くなるために頑張る話にしよう!」というアイデアが頭に浮かびました。


――ハカイはどのように制作されたのですか?


旭岡:ゴジラを意識しました。描いている最中も「“可愛いゴジラ感”が出ていればいいな〜」と思いながら描きました。


――ハカイが物を壊すシーンは爽快感がありました。


旭岡は爽快感は特に意識して描きました。壊した時の衝撃とか空気感とか。それと「アングル、演出はどうすればかっこ良く、迫力がある画になるか」ということもこだわりました。こういった画はもっと描けるようになりたいので、これからも課題にしていきたいです。


――テンポ良く読み進めることができましたが、ギャグ(破壊)のバランスはどのように意識しましたか?


旭岡:正直あまり意識はしていませんでした。そういう意味ではキャラクターが自身で動いてくれたのかもしれません。ただ、わかりやすさ、読みやすさについては意識していたので、それがうまい具合に作用してバランスが取れた作品になっていたのかもしれません。多分ですが(笑)。


――昨今ジェンダーに対する意識が高まっていますが、“女の子らしい”という表現を使うことに抵抗はなかったですか?


旭岡:実は本作を出版社に持って行った際に編集さんから、そのことを指摘されて初めて気付きました。ですが、その時に「じゃあ“女の子らしい”や“男の子らしい”という考え方は良くないのか?」とも思いました。もちろん、ジェンダーフリーという価値観は広まってほしいですが、だからといって“女の子らしい”や“男の子らしい”という表現を自重することは、なんとなく違うのではないかと考えています。ただ単にハカイという人間は、青山に少しでも好きになってもらいたくて、可愛くなりたくて“女の子らしく”なりたかった。ハカイはそう考える子だった。それだけなんです。


――最後に今後の活動について教えてください。


旭岡:今年こそは雑誌かウェブに掲載されたいです!また漫画の話とは少しそれてしまいますが、最近画力向上のためにSkebを始めました。精一杯描かせていただきますので、リクエストお待ちしています!


(望月悠木)


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  • 彼女のハートが破壊されたワケですね(笑)
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