議論呼ぶウェストハムMFソウチェクのハンド…元プレミア審判員がVAR介入無しの理由など語る

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2023年02月12日 12:29  サッカーキング

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議論を巻き起こすキッカケとなったソウチェク(左) [写真]=Getty Images
 「ウェストハムvsチェルシー」で起きたチェコ代表MFトマーシュ・ソウチェクのハンドについて、元プレミアリーグの審判員が見解を示した。11日、イギリス紙『イブニングスタンダード』が報じている。

 同日の試合では、ポルトガル代表FWジョアン・フェリックスの移籍後初ゴールでチェルシーが先制。しかし、28分にウェストハムは古巣対戦のイタリア代表DFエメルソン・パルミエリが同点弾。前半を1−1で折り返し、迎えた89分に事件は起きた。

 ドイツ代表MFカイ・ハフェルツの落としを受けたイングランド代表MFコナー・ギャラガーが左足でシュートすると、これがソウチェクの左手にヒット。ブロックされたシュートは決まらず。当然チェルシーはハンドとPKを主張したが、主審のクレイグ・ポーソンはハンド無しとジャッジ。結局試合は引き分けに終わっている。

 この判定について、元プレミアリーグの審判員であるピーター・ウォルトン氏が言及。同氏はこのシーンで「PKが与えられるべきだった」としながら、VARが介入しなかった理由を以下の通り語っている。

「ルールは非常に明確なもので、手を不自然に大きくしている場合のことが記載されている。VARは彼(ソウチェク)がスライディングした時、明らかに腕が自然な位置にあったと考えている(から介入しなかった)」

「ただ、よく見るとボールが膝を通り過ぎ、腕がそこにあるのが分かる。私にとって、それは意図的な行為であり、VARが主審に判定を考え直す機会を与えなかったことに失望している」

「ルールでは、腕が自然な位置にあるからという理由で、選手を大抵守ることが出来る。しかし、実際にコミュニティとしてのサッカーは、それをPKとして与えることを望んでいる。元プレミアリーグの審判員として、それは今日の間違ったジャッジであり、PKであるべきだったと思う」

 “被害者”となってしまったチェルシーの公式Twitterでも、「ソウチェクがコナー・ギャラガーのシュートで素晴らしいセーブをした」と皮肉を交えて投稿するなど、すっきりしないまま終わってしまった同試合。思えば、前回対戦(チェルシーが2−1で勝利)の際も、コートジボワール代表FWマクスウェル・コルネのゴールが取り消されるなど、判定に左右された。次回の対戦では、論争なくすっきりと試合を終えたいところだが。

Soucek makes a great save from Conor Gallagher.— Chelsea FC (@ChelseaFC) February 11, 2023

Tomas Soucek. https://t.co/1jdH2D5SLM pic.twitter.com/WfENv2lQv1— Chelsea FC (@ChelseaFC) February 11, 2023

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