バルセロナのシャビ監督が、ウルグアイ代表DFロナルド・アラウホを称賛した。12日、スペインメディア『Relevo』が伝えている。
12日に行われたラ・リーガ第21節で、バルセロナはビジャレアルと対戦。敵地『エスタディオ・デ・ラ・セラミカ』に乗り込んだバルセロナは、前半18分に華麗なパスワークからスペイン代表MFペドリが先制点を挙げると、このゴールが決勝点となって1−0と完封勝利を収めた。
ビジャレアルを零封したバルセロナだったが、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンがビッグセーブを強いられるような場面はほとんどなし。4バックの右センターバックとして先発フル出場したアラウホが、“イエローサブマリン”の攻撃をことごとくシャットアウトしたことが、無失点での勝利につながった。
試合後、シャビ監督は「彼は保証人だ」と、獅子奮迅の活躍を見せたアラウホを称賛。23歳のウルグアイ代表DFがあらゆる面で優れていたことを強調した。
「アラウホは並外れたDFであり、守備ラインで見事な修正力を発揮できるんだ。素早く、時に攻撃的で、デュエルに勝つ。ラインをコントロールし、パスも上手く配給できる」
今シーズンのバルセロナは、リーグ戦21試合中16試合が無失点勝利と抜群の守備硬度を誇っている。シャビ監督は「我々を大いに助けてくれる武器」と守備の強さを評価する一方で、あくまでバルセロナが攻撃に主体を置くチームであることを主張した。
「守備は我々の主要な武器ではないよ。バルセロナは常に攻撃的だし、敵陣でボールを保持することを試みている。結果として、1−0での勝利を繰り返しているけれどね」
最後にシャビ監督は、今シーズンのラ・リーガ優勝戦線は「まだ決着がついていない」と釘を刺した。
「レアル・マドリードにとって克服できないギャップではないよ(両者の勝ち点差は「11」 ※レアル・マドリードは1試合消化が少ないため暫定の勝ち点差)。リーグ戦はまだ17試合も残っている。ただ、ここまで良いシーズン運びとなっていることはたしかだね。我々は物事をさらに改善できると思う。チームには強い解決力があるし、真剣さもある。我々は今後の試合に勝つために団結しているよ」