かつて指揮したクラブを分析? セティエン監督、“シャビバルサ”に言及「大きく変わったことがある」

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2023年02月13日 14:45  サッカーキング

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かつて率いたバルセロナを分析したキケ・セティエン監督 [写真]=Getty Images
 ビジャレアルを率いるキケ・セティエン監督が、12日に行われたラ・リーガ第21節バルセロナ戦を振り返った。同日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 欧州大会出場権を巡る熾烈な争いの中に身を置くビジャレアルは、第21節でバルセロナと対戦。前半に先制点を許したビジャレアルはその後、MFダニ・パレホを起点にFWサムエル・チュクウェゼやFWジェレミ・ピノらが相手ゴールを脅かす。しかし最後まで1点が遠く、0−1で敗戦し、8位に転落した。

 ビジャレアルは同試合でバルセロナを上回るシュート11本を放つなど、“らしさ”は示していた。セティエン監督は「評価としては、引き分けが妥当だと思う」としつつ、「相手は好調で素晴らしいチームであることを理解していた。彼らには、全てをうまくやるひらめきがある。そしてそのインスピレーションこそが、我々に足りていなかったものだ。前半の30分間、彼らは我々を凌駕し、困難をもたらしたということを認識しなければならない」と試合を振り返った。

 ポジショナルプレーを信条とし、かつてはバルセロナでも一旗揚げようと試みたセティエン監督。そのドグマをチームのスタイルとして確立しようとした同指揮官は、シャビ監督のバルセロナについて、「今のバルセロナには、大きく変わったことがひとつある。それは、ボールを持っていない状態でのこと。強烈なプレッシャーにより、ロングボールを強いられるんだ。一度もコンビネーションで抜け出すことができなかったし、前半はどのアクションでも気持ちよくプレーすることができなかった。彼らは非保持に最も走るチーム」と分析した。

 ラ・リーガ3連敗を喫して8位に後退したものの、4位のアトレティコ・マドリードとの勝ち点差は「7」で、十分巻き返しが可能な範囲にいるビジャレアル。セティエン監督も「3つの敗戦は、私たちをチャンスから遠ざけるものではない。このような状況は一夜にして変わるも。大切なのはその範囲にとどまることだ。その差は微々たるものだから、努力を続けなければならない」と意気込みを示している。

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