ピオリ監督、同胞のトッテナム指揮官を称賛「コンテは試合に対する準備を怠らない」

　ミランを率いるステファノ・ピオリ監督が、14日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）・ラウンド16ファーストレグ トッテナム戦に向けて意気込みを示した。13日、クラブ公式サイトが伝えている。

　CL・グループEを3勝1分2敗の2位で通過したミランは、ラウンド16でトッテナムと対戦する。FIFAワールドカップカタール2022中断明け以降は不調に陥ると、セリエAで3連敗を喫するなど連覇は絶望的に。それでも、11日に行われた第22節トリノ戦で公式戦8試合ぶりの白星を飾り、トッテナム戦を前に弾みをつけている。

　まずピオリ監督は「勝つためには、技術的にも運動量的にも高いレベルでプレーすることが必須で、そのための準備はしてきている」と口にしつつ、「我々はゲームを支配し、危険な存在であり続けれるように、良いプレーを心がけよう。今のところは、夢のような話であるチャンピオンズリーグ優勝を考えるには、まずトッテナムのような強豪を相手に、ラウンドを通過できることを証明しなければならない。うまくやりたいし、チームも準備万端だ」と先勝に向けて意気込みを示した。

　今大会のラウンド16には、トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督やレアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督など、計5人のイタリア人指揮官のチームが登場する。その内のひとりであるピオリ監督は「アンチェロッティはトップであり、それはコンテも同様だ。イタリアには優秀な指導者がたくさんいるし、彼らを育てる良い学校もある」と披瀝。続けて「コンテは試合に対する準備を怠らず、細部にまで注意を払う素晴らしい監督。トッテナムとの対戦は難しいチャレンジになるが、チャンピオンズリーグのラウンド16だから当たり前のこと。アントニオは、（昨季の）スクデット戴冠後にお祝いの電話をくれた数少ない監督のひとりで、本当に感謝している」とコンテ監督の手腕を称賛するとともに、秘話を明かしている。