ヴェイパーフライ ネクスト%は、第1弾モデルがマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)や2020年の箱根駅伝で「ピンクの厚底シューズ」として話題を集め、第2弾モデルでは東京オリンピックの陸上男子マラソンで表彰台に立った3人が着用していたシリーズ。第3弾モデルは、改良を加えたことで軽量性と安定性が向上した。
世界陸連によって「ソールの厚さは40mm以内」と規定が設けられているため、今作では前作よりもアウトソールのラバー部分を薄くし、ミッドソールの「ズーム X フォーム」の分量を増やしたことでエネルギーリターン率が向上。ラバーのアウトソールにひし形の穴のデザインを取り入れ、トラクションを維持したまま軽量化を実現した。また、アッパーのフライニットは部分ごとに網目を変えて必要な箇所にだけ補強を行ったほか、ミッドソールのサイドにはパフォーマンスに影響を及ぼさない程度にくぼみを作ったことで、シューズ全体で約4%、メンズの28cmでは約8gの軽量化に繋がった。