5本の脚と2本の尻尾を持つ奇形の子犬、動物保護団体が治療を続けるも息絶えてしまう(コスタリカ)<動画あり>

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2023年02月14日 22:11  Techinsight Japan

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5本の脚と2本の尾を持つ子犬(画像は『Casas Cuna Puntarenas 2023年1月28日付Facebook「Amigos Mia es una perrita hermosa que nació con una condición especial y diferente.」』のスクリーンショット)
このほど中央アメリカに位置するコスタリカで、地元の動物保護団体が引き取った5本の脚と2本の尻尾を持つ奇形の子犬が注目を集めている。子犬は奇形以外にも遺伝的な疾患に悩まされており、動物保護団体のスタッフらが献身的に世話をしていた。しかしながら、子犬は生き延びることができなかった。英メディア『The Mirror』などが伝えている。

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コスタリカ、プンタレナス州にある動物保護団体「Casas Cuna Puntarenas」に、先月末頃身体に奇形を持つ生後2か月のメスの子犬が飼い主によって持ち込まれた。この子犬の飼い主は、奇形である子犬の治療代を補うことができず、同動物保護団体に託すことにしたようだ。

子犬は“ミア(Mia)”と名付けられ同動物保護団体で世話をすることになったのだが、ミアには脚が5本に尻尾が2本あった。ミアを連れてきた元飼い主によると、母犬が何匹か子犬を産んだがなぜかミアだけが奇形を持って生まれてきたそうだ。

他にもミアには膣が2つに肛門が2つあることが判明した。そのためミアは2つの肛門から排泄することで不快に感じていたようだ。それ以外にも遺伝的な疾患により下痢や便秘に苦しんでいた。またお腹には無数の寄生虫がいることも分かっていた。

同動物保護団体はミアを獣医に診せ、獣医はミアの状態を完全に理解するためにX線検査や超音波検査などを行い、最善の治療法を模索した。そしてミアの腹部の横にある余分な脚と尻尾を切除する手術をするために、SNSを通じて治療費の支援を呼びかけていた。そんな中でミアはスタッフに甘えてはしゃぐなど元気な姿を見せており、このまま順調に事が進むかと思われた。

ところが、今月7日に同動物保護団体はFacebookにミアの写真とともに「ミアは小さな天使になりました。私たちは非常に悲しい」と、ミアが死んでしまったことを報告した。ミアの死因は同動物保護団体からは詳しくは明かされていないが、コメント欄に寄せられた質問に対して手術が関係していると思われるコメントを返している。

元気な姿を見せていたミアが突然死んでしまったことで、今まで彼女を見守ってきた人たちからはこのような悲しむ声が寄せられた。

「残念で仕方がない。でも小さな天使はもう苦しむことはないのね。お姫様は天高く舞って行ったのよ。」
「本当に悲しいわ。でもあの子犬のために、皆さんがどれだけ闘ってくれたか私たちは十分に分かっているわ。」
「ミアはゆっくり休むことができたのよ。どんな大きな手術か想像はできないけど、スタッフの皆さんは最善を尽くしてくれたと思う。」

また、ミアを世話してきたスタッフもコメント欄に「本当に胸が痛い。誓って言えるけど、今までこんなに悲しい思いをしたことはない」と綴り、大きなショックを受けていることがうかがえた。今回ミアは生後数か月で虹の橋を渡ってしまったが、2021年7月にアメリカで誕生した5本脚の奇形の子犬は、飼い主に拒否され動物保護団体に引き取られるも、元気に育ってSNSで大人気となっていた。



画像は『Casas Cuna Puntarenas 2023年1月28日付Facebook「Amigos Mia es una perrita hermosa que nació con una condición especial y diferente.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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