マンC指揮官ペップ、”愛弟子”率いるアーセナルを警戒「今季のプレミアで最高のチームだ」

　マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督がアーセナル戦に向けた意気込みを語った。14日、イギリスメディア『BBC』がコメントを伝えている。

　3連覇を目指し今シーズンのプレミアリーグに臨んでいるマンチェスター・C。ここまでの戦績は15勝3分4敗となっており、勝ち点「48」で現在2位に付けている。そんな同クラブは現地時間15日に行われる第12節延期分でリーグ首位を走るアーセナルと激突する。1試合消化の少ないアーセナルの現在の勝ち点は「51」。マンチェスター・Cがこの試合に勝利した場合、得失点差でアーセナルを上回り、暫定首位に浮上することとなる。

　優勝争いの”ライバル”アーセナルを率いるのは、かつてマンチェスター・Cで約3年半に渡ってアシスタントコーチを務めていたミケル・アルテタ。グアルディオラ監督にとっては、かつての自身の右腕であり、”愛弟子”とも言える存在だ。就任から2シーズン程は苦戦が続き、たびたび解任の噂が浮上するなど困難な時間を過ごしていたアルテタ監督だが、自身の指向する確固たるプロセスのもと、じっくりとチームを作り上げ、現在は美しく勝利を重ねる”名門”アーセナルの姿を取り戻している。

　グアルディオラ監督は今シーズンのアーセナルの印象について「間違いなく、これまで対戦したアーセナルの中で最も優れたチームだ。今のところ、彼らは今シーズンのプレミアリーグで最高のチームだし、シーズン前半戦では信じられないようなパフォーマンスを見せていたよ」とコメント。先月27日に行われたFAカップ4回戦（1−0○）に続く、今シーズン2度目の対戦に向けては次のように意気込みを示した。

「数週間前に対戦した時に、彼らが持つ献身性と鋭さを思い知らされた。試合の流れを読み切らなければならないし、大きな大きな戦いになるだろう。あらゆる面において準備をする必要がある。試合に勝てば1週間のすべてが完璧で、試合に負けたらすべてが良くないとは思っていない。プレーすべき試合はたくさんあるし、シーズン中には多くのポイントがある。しかし、明日の試合は非常に重要だ。誰もがそれを理解している。良いパフォーマンスをしなければならない」

　今シーズンの優勝争いの行方を占う大一番、アーセナルvsマンチェスター・Cは日本時間の16日午前4時30分にキックオフを迎える。