バイエルンDFカンセロが移籍を回顧…ペップとの対立を否定「完全な嘘だ」

　バイエルンに期限付き移籍で加入しているポルトガル代表DFジョアン・カンセロが、マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督との関係性について語った。14日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が伝えている。

　1月31日にマンチェスター・Cからバイエルンへの買い取りオプション付きの期限付き移籍が発表されたカンセロ。マンチェスター・Cでは今季のリーグ戦で17試合に出場していたものの、プレー時間についてグアルディオラ監督と対立し、関係が悪化したことが移籍の理由とも報じられていた。

　14日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）決勝トーナメント1回戦・ファーストレグのパリ・サンジェルマン（PSG）戦後、インタビューに応じたカンセロは改めてこの話題に言及。「僕がグアルディオラ監督と対立したという噂は嘘だ。完全な嘘だ」と同監督との確執を否定し、移籍の経緯を明かした。

「最近の試合では、チームにとって自分が重要だとは感じてなかった。そこで監督と話したところ、彼は移籍に関して同意してくれた。監督、そしてクラブは僕の移籍を認めてくれた」

「移籍の決断は僕にとって最良の選択肢だった。僕は新しい機会が好きで、自分が目指すレベルに到達するための一歩を踏み出した。グアルディオラ監督やクラブ、彼らは僕と僕の家族にすべてを与えてくれたし、僕はそれを決して忘れないだろう」と感謝を口にした。

　また、新天地であるバイエルンについてカンセロは「チームメイトは僕を非常に歓迎してくれた。初日からとても快適に感じている。彼らは素晴らしいチームであり、僕は自分の能力で彼らを助けるために来た。素晴らしい選手がいて、多くの選択肢がある。一緒にプレーすることは喜びなんだ」と語った。

　ファーストレグでPSGに1−0で勝利したバイエルン。セカンドレグに向けてカンセロは「PSGは多くの個々の才能を持ち、非常に完成度の高い選手たちを擁して他のチームがマネできないことをする。ミュンヘンで再び勝つためには、上手く団結しなければならない」と意気込んだ。