CL決勝Tのチェルシー戦へ！　ドルトムント指揮官「ゼロからのスタート」

　ドルトムントは15日、チャンピオンズリーグ（CL）・ラウンド16のファーストレグでチェルシーと対戦する。この試合を前にドルトムントのエディン・テルジッチ監督が会見に臨んだ。14日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

　今年に入ってからリーグ戦で5勝、カップ戦で1勝と6連勝を記録しているドルトムントだが、指揮官は「ここ数週間にリーグで起こったことは、CLではカウントされない。ゼロからのスタートだ。この2試合では高いレベルに水準を置きたい。そのために最適な準備をして、最高のパフォーマンスをしたい」と気を引き締めた。

　続けて、「選手たちは次のラウンドに進めると信じているだけでなく、そのために懸命に働いているのが感じられる。うまくいっていることを積み重ねていけば、前進するチャンスは十分にある」と自信を口にした。

　現在プレミアリーグで10位につけているチェルシーは、今冬8人の新戦力を補強した。さらに新加入のポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは出場停止処分が下されていたことから、11日に行われたプレミアリーグ第23節のウェストハム戦が加入後2試合目の出場となるなど、チーム作りはこれからという部分もある。

　テルジッチ監督は「全体を分析するのは簡単ではない」と分析が難しいことを認めながら、「彼らがどのようなメンバーで挑んでくるのか正確にはわからないが、我々は全てに対応できるように準備する」と冷静に語った。

　ドイツ代表FWユスファ・ムココが11日に行われたブンデスリーガ第20節ブレーメン戦で負傷し、最大6週間の戦列離脱が確実となるなど、ドルトムントにも懸念材料は浮上しているが、果たしてCLベスト8に駒を進めるためにどんな戦いを見せるのだろうか。