マンCが天王山制しプレミア暫定首位に浮上!…冨安先発のアーセナルはリーグ戦3戦未勝利に

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2023年02月16日 07:23  サッカーキング

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マンチェスター・Cがアーセナルを下し暫定首位に浮上![写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第12延期分が15日に行われ、アーセナルとマンチェスター・Cが対戦した。

 勝ち点「51」で首位に付けるアーセナルと、暫定「3」ポイント差で追う2位マンチェスター・Cによる天下分け目の首位攻防戦。結果次第では首位が交代する可能性もあり、今シーズンの優勝争いを占う上で非常に重要な一戦となる。リーグ戦直近2試合で勝利のないアーセナルはタイトル争いのライバルを下し、再び勢いに乗りたいところだ。対するマンチェスター・Cは前々節トッテナムに完封負けを喫したものの、前節はアストン・ヴィラに快勝し見事バウンスバック。リーグ3連覇に向けて首位の座を奪還することはできるだろうか。

 アーセナルは前節からスタメンを2名変更。右サイドバック(SB)のベン・ホワイトに代わり冨安健洋がリーグ戦では昨年10月末以来の先発入りを果たした。また、アンカーのトーマス・パルティに代わりジョルジーニョが加入後初スタメンを飾っている。対するマンチェスター・Cは前節からスタメンを1名変更。アイメリク・ラポルテに代わりネイサン・アケが先発に名を連ねている。

 序盤は拮抗した展開に。ホームの大声援を受けるアーセナルがボール保持率で上回るものの、マンチェスター・Cはバイタルエリアへの侵入を許さず、ボールを奪ってからのシュートカウンターを起点に敵陣ゴールに迫っていく。16分には中盤でのボール奪取から右サイドのリヤド・マフレズに展開。マフレズがボックス右角付近からクロスを送り、ファーサイドでアーリング・ハーランドが合わせたが、シュートは枠を捉えきれなかった。

 対するアーセナルも素早い攻守の切り替えでマンチェスター・Cに主導権を握らせない。22分には敵陣ボックス手前でボールを拾うと、オレクサンドル・ジンチェンコがボックス左手前からクロスを供給。ゴール前でエディ・エンケティアが頭で合わせたが、シュートは惜しくも枠の右へ外れた。

 24分、マンチェスター・Cが一瞬の隙を付き先制ゴールを奪う。GKエデルソンが最後方からロングフィードを送ると、ハーランドが競り合ったボールが左サイドにこぼれる。これを拾った冨安がGKへのバックパスを試みるも、ボールが短くなってしまい、詰めていたケヴィン・デ・ブライネがGKアーロン・ラムズデールの頭上を抜くループシュートでゴールネットを揺らした。アウェイチームが先手を取る。

 先制を許したアーセナルはボール保持率を高めつつ、同点のチャンスをうかがっていく。40分、グラニト・ジャカがボックス内左へ浮き球のスルーパスを供給し、抜け出したエンケティアがGKエデルソンと競り合いながらシュートを放つ。ボールはゴールライン上でアケにかき出されたものの、直前のプレーでGKエデルソンにファウルがあったとして、アーセナルにPKが与えられた。これをブカヨ・サカが冷静に沈め、試合は振り出しに戻った。

 前半アディショナルタイムにはマンチェスター・Cに決定機。左サイドボックス手前からのFKにファーサイドでロドリがヘディングシュートを放ったが、アーセナルDFに当たったボールはクロスバーを直撃した。拮抗した展開となった前半は互いに一歩も譲らず1−1で終了した。

 後半は互いに前線から積極的にプレスを敢行していく。56分、右サイドのピッチ中央付近でこぼれ球を拾ったカイル・ウォーカーが前線にロングボールを送ると、DFラインの背後に抜け出したハーランドがボックス内でガブリエウ・マガリャンイスに倒され、主審がペナルティスポットを指差した。しかし、VARの結果、ハーランドのポジションがオフサイドだったとしてPKは取り消しになった。

 マンチェスター・Cがボール保持率を高める中、66分にアーセナルにチャンス到来。敵陣中央でボールを受けたマルティン・ウーデゴーアがボックス手前まで持ち運び、右サイドを駆け上がった冨安にパス。冨安がダイレクトで鋭いクロスを送るも、ゴール前のエンケティアには僅かに合わなかった。直後にはマンチェスター・Cにチャンス。果敢なプレスで相手DFのミスを誘うと、ボックス内のハーランドにボールが渡る。しかし、GKラムズデールの好対応に阻まれ、シュートまで持ち込むことができなかった。

 72分、マンチェスター・Cは前線からハイプレスを敢行すると、アーセナルDFガブリエウのミスを誘いボールを奪う。ベルナルド・シルヴァからハーランドイルカイ・ギュンドアンへと繋ぎ、最後はボックス内左へ走り込んだジャック・グリーリッシュがゴール右下隅に流し込み、マンチェスター・Cが勝ち越しに成功した。

 畳み掛けるマンチェスター・Cは82分、敵陣内で細かく繋ぐと中央でボールを受けたギュンドアンがボックス内右へ走り込むデ・ブライネにスルーパスを供給。デ・ブライネが中央に折り返すと、ボールを受けたハーランドがゴール左下隅に流し込みネットを揺らした。マンチェスター・Cがリードを2点に広げる。

 アーセナルは途中出場のレアンドロ・トロサールやウーデゴーア、サカらを起点にチャンスをうかがうが、マンチェスター・Cの集中した守備に苦戦し、なかなかシュートまで持ち込むことができない。試合はこのまま1−3で終了しマンチェスター・Cが首位攻防戦を制した。マンチェスター・Cは得失点差でアーセナルを上回り、暫定首位に浮上。一方で1試合未消化ながら2位に陥落したアーセナルはリーグ戦3戦未勝利となっている。

 次節は18日に行われ、アーセナルはアストン・ヴィラと、マンチェスター・Cはノッティンガム・フォレストと互いにアウェイで対戦する。

【スコア】
アーセナル 1−3 マンチェスター・C

【得点者】
0−1 24分 ケヴィン・デ・ブライネ(マンチェスター・C)
1−1 42分 ブカヨ・サカ(PK/アーセナル)
1−2 72分 ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・C)
1−3 82分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)

【スターティングメンバー】
アーセナル(4−3−3)
GK:ラムズデール
DF:冨安(83分 ホワイト)、サリバ、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ジョルジーニョ、ジャカ(83分 F・ヴィエイラ)、ウーデゴーア
FW:サカ、エンケティア、マルティネッリ(76分 トロサール)

マンチェスター・C(3−4ー2−1)
GK:エデルソン
DF:ウォーカー、R・ディアス、アケ
MF:マフレズ(61分 アカンジ)、ロドリ、B・シルヴァ、デ・ブライネ(88分 K・フィリップス)、ギュンドアン、グリーリッシュ(77分 フォーデン)
FW:ハーランド

このニュースに関するつぶやき

  • ここにきて、愛弟子アルテタに一撃かますペップ…飼い主デ・ブライネ&ペットのハーランドが決め手だった。ウーデゴールよ、もう一皮剥けないとね。
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